H21アーカイブ
平成21年度の活動
- 福田徳三関係資料の電子化と機関リポジトリHERMES-IRでの公開(継続)
福田徳三(1874-1930)の手稿類はすでに整理の上保存措置がとられていたが、 その存在がほとんど知られていないため、利用される機会は少なかった。資料には赤ペン・赤鉛筆・青鉛筆での書き込みがみられる。 そのため、これまでの教員の手稿類の場合とは異なり、撮影はカラーで実施した。また、これらの資料を利用した福田徳三研究を推進するため福田徳三研究会を発足した。
今年度は平成19年度・20年度に電子化を行わなかった残る1/3に着手し、HERMES-IRにて公開した。これにより、福田徳三関係資料260点がインターネット上で閲覧可能となった。
- 大塚金之助関係資料の目録作成と一部資料の公開
平成21年度は、大塚金之助発及び大塚金之助宛の書簡・パンフレット類・雑誌類・著作集関係書類・新聞切抜の整理と目録作成を行った。このうち、書簡については公開の許諾が得られていないため、現時点では公開していない。今後書簡公開の許諾を得るにあたっては1点ごとの内容を把握しておく必要があることから、整理は1点ずつ書簡の内容を要約しながら進めた。平成19年度の中性紙封筒への袋詰めの段階では一括して封筒に入れた簿冊についても、適宜1点ごとに分けて整理し直した。平成21年度は11,262点の整理が完了し、この結果、整理が完了した資料の総点数は20,744点となった。平成22年度も資料の整理と目録作成を行う。