オープンサイエンス

オープンアクセスからオープンサイエンスへ

 オープンアクセスとは、学術論文等の研究成果に対して誰もがインターネットを介して無料でアクセスし、その再利用を可能にすることです。その意義は、(主に商業出版される)ジャーナル価格の継続的な上昇への対応措置や、研究開発の費用対効果を上げるとともに学際的な研究やイノベーションの創出を促して、その成果を社会に還元することなどにあります。また、著者にとっては、論文へのアクセスが向上することで論文の閲覧数が増加し、引用される可能性が高まります。

 近年ではこのような学術論文等のオープンアクセスに加えて、公的研究資金を用いた研究成果に関わる研究データ等についても、広く一般に公開し・再利用を可能にすることで、新たな知の創出や循環を目指したオープンサイエンスという考え方の重要性が増してきています。

一橋大学におけるオープンサイエンスの取り組み

一橋大学オープンアクセス方針

一橋大学研究データ管理・公開ポリシー

機関リポジトリ

<HERMES-IR 概要>

 機関リポジトリ(Institutional Repository)とは、機関(大学等)で生産された研究成果(全文)を電子的に保存し、発信するインターネット上の集積庫のことです。HERMES-IRでは、一橋大学に所属している方の発表した研究成果(学術論文や研究データなど)について、掲載許諾が得られるものから収集・公開しています。また、2013年度の学位規則改正に伴い博士論文を公開しているとともに、本学が刊行する研究紀要の論文情報、ワーキングペーパー等各種研究報告書、各種研究データ、広報資料、学園史資料、特殊コレクションなども包括的にデータベース化し、広く世界に発信しています。詳しくは以下のページをご覧ください。

Open Access Week

 Open Access Weekは、毎年10月に世界各地でオープンアクセスに関連するイベントを開催する取組みです。附属図書館でも、例年Open Access Weekに合わせて、館内展示、広報誌の特集記事の発行、グッズの配布企画などを実施しています。

      

■お問い合わせ先
 一橋大学附属図書館学術情報課電子情報係
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