H19アーカイブ
平成19年度の活動
- 福田徳三関係資料の電子化と機関リポジトリHERMES-IRでの公開
福田徳三(1874-1930)の手稿類はすでに整理の上保存措置がとられていたが、 その存在がほとんど知られていないため、利用される機会は少なかった。 平成19年度は講義ノートと原稿を中心に資料全体の1/3ほどをデジタル化し、メタデータを付与して大学の機関リポジトリHERMES -IRにて公開した。
資料には赤ペン・赤鉛筆・青鉛筆での書き込みがみられる。 そのため、これまでの教員の手稿類の場合とは異なり、撮影はカラーで実施した。 これにより、ネット上で福田の思索の跡をたどることが可能となった。 同時にこれらの資料を利用した福田徳三研究を推進するため福田徳三研究会を発足し、 『経済学全集』をはじめとした著書の電子化も行っている。 平成20年度も引き続き、資料の撮影とHERMES-IRでの公開を行う。
- 大塚金之助関係資料のクリーニングと袋詰め作業
ダンボール・目録カードケース計93箱にものぼる大塚金之助(1892-1977)の旧蔵資料は、長きにわたり手つかずの まま保管されていたため、虫害やカビの発生、資料の劣化が懸念された。 そこで平成19年度は殺虫・殺カビを目的とした燻蒸を施し、 クリーニング・中性紙封筒への袋詰め・原秩序尊重の原則に 基づく資料番号付与を実施した。平成20年度は整理と目録作成を行う。