ことばが市場を創る、そんな不思議を一緒に考える。解題『欲望する「ことば」:「社会記号」とマーケティング』

開催概要

タイトル一橋大学附属図書館ブックトーク2018
ことばが市場を創る、そんな不思議を一緒に考える。
解題『欲望する「ことば」:「社会記号」とマーケティング』
日時 平成30年6月21日(木) 17:15~19:00 (16:45開場・受付開始)
会場 一橋大学附属図書館会議室 (時計台棟1階)
講師 松井 剛 氏
(一橋大学大学院経営管理研究科経営管理専攻教授)
紹介著書 『欲望する「ことば」 : 「社会記号」とマーケティング』
(嶋浩一郎, 松井剛著. 集英社, 2017.12)
主催 一橋大学附属図書館, チーム・えんのした
参加者数 48名
ブックトーク2018年6月21日(画像1)

開催報告

ブックトーク2018年6月21日(画像2)
▲ 自著を語る松井先生
ブックトーク2018年6月21日(画像3)
▲ 講演後も質問が尽きません

6月21日(木)に、ブックトーク2018「ことばが市場を創る、そんな不思議を一緒に考える。解題『欲望する「ことば」:「社会記号」とマーケティング』」を開催しました。

講師は、本学大学院経営管理研究科教授の松井剛氏。加齢臭、癒しといった言葉を取り上げ、言葉の誕生や意味の変遷、マーケットへの影響など、世の中を構築し直すことばのダイナミクスを著書『欲望する「ことば」 : 「社会記号」とマーケティング』に基づき語りました。

また、「本書にないまとめ」として、「消費者」「企業」「メディア」を取り上げ、どうしたら言葉がマーケットを作るのかをお話しいただきました。

参加者は学部学生さんを中心に48人。質疑応答では、「他国ではどのように言葉が普及していくか」「言葉の誕生だけでなく、人をジャンルづける言葉がなくなっていく要因は何か」「言葉とメディアの関係は」「本にかかれているような気付きを得るためには日常生活の中でどのような視点を持てばよいか」など、活発なやりとりが行われ、テーマへの関心の高さが窺われました。

参加者アンケートでも、「何気なく目にする流行り言葉とマーケティングの活用の関連性が分かって非常に勉強になった」「商学のまた違った角度を見れてとても意義の深い講演でした」等の感想が寄せられ、中には「次の出版本でぜひもう一度ブックトークおねがいします」との要望もありました。

関連図書展示

講演会に先立ち、図書館本館1階読書スペースYomoccaで、附属図書館で所蔵する関連図書の紹介展示を行いました。

ブックトーク2018年6月21日(画像4)