ポピュラーカルチャーと「戦闘美少女」の今―『戦う姫、働く少女』を語る

開催概要

タイトル 一橋大学附属図書館ブックトーク2017
ポピュラーカルチャーと「戦闘美少女」の今
―『戦う姫、働く少女』を語る
日時 平成29年12月5日(火) 17:15~19:00 (16:45開場・受付開始)
会場 一橋大学附属図書館会議室 (時計台棟1階)
講師 河野 真太郎 氏
(商学研究科准教授,イギリス批評・英文学)
紹介著書 『戦う姫、働く少女』(堀之内出版, 2017年)
主催 チーム・えんのした/一橋大学附属図書館
参加者数約50名
ブックトーク2017年12月5日(画像1)

開催報告

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▲ 自著を語る河野准教授
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▲ 活発な質疑応答

12月5日(火)に、ブックトーク「ポピュラーカルチャーと「戦闘美少女」の今―『戦う姫、働く少女』を語る」を開催しました。

講師はイギリス批評・英文学を専門とする河野真太郎商学研究科准教授。著書『戦う姫、働く少女』(堀之内出版 2017年)執筆のきっかけを皮切りに、「ポピュラーカルチャーは時代や社会を敏感に反映し表象している」として、『アナと雪の女王』のような大ヒット作からコミック、ドラマ、舞台、日本未公開映画など幅広いポピュラーカルチャー作品に表された、新自由主義時代のポストフェミニズム状況における「女性と労働」を語りました。

参加者は学部学生から学外者まで約50名。質疑応答では、「ジェンダー格差は解消に向かっているのか」「ポピュラーカルチャーでの男性の表象は」「最近の作品での恋愛要素排除の位置づけは」「ポピュラーカルチャーにおける新自由主義克服の感触は」「ポピュラーカルチャーは資本主義の限界を評価するに値するか」など多くの質問があり、テーマへの関心の高さが窺われました。

なお、ブックトークの企画・運営は、図書のリユース活動を行う学生団体「チーム・えんのした」副代表の遠藤さんが司会を務めるなど、同チームと附属図書館が協働して行いました。

関連図書展示

講演会に先立ち、図書館本館1階読書スペースYomoccaで、附属図書館で所蔵する関連図書の紹介展示を行いました。

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