理念の共和国が辿った現実的な道のり・著者が語る『トルコ現代史』
開催概要
タイトル | アジア経済研究所&一橋大学 図書館共同利用制度締結記念講演会 理念の共和国が辿った現実的な道のり ―ブックトーク・著者が語る『トルコ現代史』 |
日時 | 平成29年7月3日(火) 17:15~18:45 (16:45開場・受付開始) |
会場 | 一橋大学附属図書館会議室 (時計台棟1階) |
講師 | 今井 宏平 氏 (アジア経済研究所 地域研究センター 中東研究グループ, トルコ地域研究・中東国際関係・国際関係論) |
紹介著書 | 『トルコ現代史』(中央公論新社, 2017.1) |
主催 | 日本貿易振興機構アジア経済研究所図書館,一橋大学附属図書館 |
参加者数 | 47名 |

開催報告


7月3日(月)に、ブックトーク「理念の共和国が辿った現実的な道のり―ブックトーク・著者が語る『トルコ現代史』」を開催しました。
講師は、アジア経済研究所の今井宏平氏。1月に出版した著書『トルコ現代史 : オスマン帝国崩壊からエルドアンの時代まで』(中央公論新社)執筆の目的や、トルコ共和国建国の6原則のうち最も急進的な「世俗主義」が生まれた背景と現実社会に即して緩和されてきた様などを、「自分から自分への突っ込み」とユーモアを交えて語りました。
参加者は本学学生・教職員のほか、他大学学生、一般市民など47人。質疑応答では「エルドアン支持・不支持は都市対地方で捉えられるか」「公正発展党と神秘主義教団との関係」「トルコは今後イスラム化に傾倒していくか」「日本人研究者とトルコ人研究者のトルコ研究の違い」など活発なやりとりが行われ、テーマへの関心の高さが窺われました。
参加者アンケートでも、「トルコの近現代史がよく分かって非常に勉強になった」「学部1年生の自分でも理解できる内容だったのでとても良かった」「著者から直に話を伺える企画はとても面白かった」等の感想が寄せられました。
なお、本ブックトークは、アジア経済研究所図書館と本学図書館の共同利用制度を記念して共同で開催しました。
関連図書展示
講演会に先立ち、図書館本館1階読書スペースYomoccaで、附属図書館で所蔵する関連図書の紹介展示を行いました。

