H20アーカイブ

平成20年度の活動

  • 福田徳三関係資料の電子化と機関リポジトリHERMES-IRでの公開(継続)
    福田徳三(1874-1930)の手稿類はすでに整理の上保存措置がとられていたが、 その存在がほとんど知られていないため、利用される機会は少なかった。資料には赤ペン・赤鉛筆・青鉛筆での書き込みがみられる。 そのため、これまでの教員の手稿類の場合とは異なり、撮影はカラーで実施した。また、これらの資料を利用した福田徳三研究を推進するため福田徳三研究会を発足した。
    前年度に引き続き、平成20年度は原稿を中心に資料全体の1/3ほどをデジタル化し、メタデータを付与して大学の機関リポジトリHERMES-IRにて公開した。これにより、現時点で資料全体の約2/3を公開している。平成21年度も引き続き、資料の撮影とHERMES-IRでの公開を行う。
  • 大塚金之助関係資料の目録作成と一部資料の公開
    平成20年度は目録作成作業を開始し、9,482点が終了した。夏までは主に手稿・講義ノートの、それ以降は書簡の目録作成を行った。また、公開に向けて大塚金之助関係資料取扱要領を定め、3月末日に3,555点の公開を開始した。公開されている資料の目録は、ホームページ上で見ることができる。書簡については、著作権上の手続きが必要なため、本年度は公開を見送った。平成21年度も引き続き、書簡とその他資料の目録作成作業を行い、順次公開を行う予定である。
  • 山中篤太郎関係資料のクリーニングと袋詰め作業
    平成19年度に整理を開始した大塚金之助関係資料と同様、一橋大学第3代学長を務めた山中篤太郎(1901-1981)旧蔵資料も、未整理のままダンボール46箱に保管されてきた。平成20年度はこの山中篤太郎関係資料にクリーニングを施し、中性紙封筒へ移し替えて原秩序尊重の原則に基づく資料番号を付与した。これにより、資料の劣化を抑えることが可能となった。整理は大塚金之助関係資料の整理が終了した後に開始する予定である。