近世ヨーロッパの村の世界を復元する ― 史料が語ること、語らないこと
開催概要
タイトル | 一橋大学附属図書館ブックトーク 2019近世ヨーロッパの村の世界を復元する― 史料が語ること、語らないこと |
日時 | 令和元年6月24日(月) 17:15~19:00 (16:45開場・受付開始) |
会場 | 一橋大学附属図書館会議室 (時計台棟1階) |
講師 | 秋山 晋吾 氏 (一橋大学大学院社会学研究科教授) |
紹介著書 | 『姦通裁判 : 18 世紀トランシルヴァニアの村の世界』 (秋山 晋吾著. 星海社, 2018.4, 星海社新書129) |
主催 | 一橋大学附属図書館, チーム・えんのした |
参加者数 | 47名 |

開催報告


6月24日(月)に、ブックトーク2019「近世ヨーロッパの村の世界を復元する ― 史料が語ること、語らないこと」を開催しました。
講師は、本学大学院社会学研究科教授の秋山晋吾氏。実際の史料や著書『姦通裁判 : 18 世紀トランシルヴァニアの村の世界』に基づき、史料読み解きの楽しさと難しさについてお話しいただきました。
当日は学部学生から学外者まで50名近くの参加者が集まりました。質疑応答では、「手書き文字の読み取り方」、「史料を読み解く上での言語的障壁について」といった調査方法に関する質問や「ヨーロッパ史学におけるヨッバージの問題」といった専門的なお話など、活発なやりとりが行われ、テーマへの関心の高さが窺われました。
参加者アンケートでも、「史料をどう読んでいるのか、視覚的によく分かりました」「史料を読み解くうえで、そこから分かることを丁寧に記述していくだけでなく、何が分からないか、その史料から見られる側面の他に考えられる側面は何かを押さえておく、ということの重要性はとても勉強になりました」等の感想が寄せられ、中には「研究の大きな示唆を得た」との感想もありました。
関連図書展示
講演会に先立ち、図書館本館1階読書スペースYomoccaで、附属図書館で所蔵する関連図書の紹介展示を行いました。
