著者が語る『障害と開発の実証分析』

開催概要

タイトルブックトーク・著者が語る『障害と開発の実証分析』
日時平成26年6月23日(月) 17:00~19:00 (16:30開場・受付開始)
会場一橋大学附属図書館時計台棟コモンズ
講師森 壮也 氏 (アジア経済研究所開発研究センター主任調査研究員)
山形 辰史 氏 (アジア経済研究所国際交流・研修室長)
紹介著書『障害と開発の実証分析 社会モデルの観点から』(勁草書房、2013)
主催一橋大学附属図書館
アジア経済研究所図書館
参加者35名
その他手話通訳付き
ブックトーク2014年6月23日(画像1)

開催報告

ブックトーク2014年6月23日(画像2)
▲ 手話で講演する森壮也氏
ブックトーク2014年6月23日(画像3)
▲ 手話通訳者付きで講演する山形辰史氏

平成26年6月23日(月)、附属図書館でブックトーク・著者が語る『障害と開発の実証分析』を開催しました。

この企画は、平成26年1月にアジア経済研究所との間で相互利用協定が締結されたことを記念して、附属図書館とアジア経済研究所図書館が主催したものです。同年5月には一橋大学経済研究所資料室とアジア経済研究所との間でも同様の協定が締結され、今回のブックトークは2つの協定締結を記念した共同利用制度開始記念講演会となりました。

講師には『障害と開発の実証分析』の著者であるアジア経済研究所の森壮也・山形辰史両氏を迎えました。対象図書の主題の一つである障害者への配慮から、聴覚障害者にも講演内容を伝えられるよう、森講師は自身で手話を用いて、山形講師は手話通訳者付きでそれぞれ講演しました。両講師からは、対象図書『障害と開発の実証分析』の内容をふまえながら、東南アジアの開発途上国における障害者の生計に関する調査と分析についてお話しがありました。

講演後の質疑応答では、手話通訳を考慮し、口頭ではなく質問用紙への記入によって受け付けました。質問用紙は参加者のほぼ全員から提出され、森・山形両講師がそれぞれ回答しました。対象図書中の図表の読み方に関する質問や収録されている調査票の設計意図についての質問もあり、著者自身による講演ならではの質問が見られました。プログラム終了後も講師に質問を行う参加者が複数あり、参加者からの関心の高さが窺えました。

アンケートには、「自分が思いつかなかったような視点のご意見・ご質問を伺うことができ大変勉強になりました」「著者から直接要点の解説がされたので、本の内容がつかみやすくなりました」といった意見が寄せられました。

関連図書展示

講演会に先立ち、平成26年6月9日(月)から6月20日(金)までの約2週間、図書館1階のエレベーター付近にてブックトークの講師とテーマに関連した図書館蔵書を集めて展示しました。対象図書である『障害と開発の実証分析』の他、アジア経済研究所と附属図書館で選定した関連図書を展示しました。

ブックトーク2014年6月23日(画像4)
ブックトーク2014年6月23日(画像5)