平成17年度一橋大学附属図書館企画展示

オウエンから一橋へ : 消費組合の成立と展開

3. 日本における協同組合思想 : 一橋を中心に

3.4 一橋消費組合の歴史

一橋消費組合は、1910(明治43)年9月23日に設立の決議を行い、学生全員の参加する自治会である一橋会に附属して設置された。一橋会の財源確保のため設置されたことがその特徴である。

1923(大正12)年9月には一橋会の会計から切り離されて共益部となるが、その業績は不振であった。1928(昭和3)年に発足した消費組合研究会によって共益部改善問題や東京学生消費組合への加盟問題が議論され、1929(昭和4)年5月一橋消費組合として再出発することになる。同年6月、学生運動取締りのため西神田警察署が業務停止命令を下したことなどから、東京学生消費組合には加盟せず、独自路線を歩んだ。

戦時体制が人々の生活に影を落し始める中、1940(昭和15)年、一橋会に文部省から解消の指示があった。翌年2月、一橋消費組合は三科報国団からなる新一橋会本部の直属団体となり、敗戦の日まで活動を行うことになる。

戦後は、食料・物資の不足の中、いち早く1946(昭和21)年6月25日に一橋消費組合再開状況の記事が一橋新聞に掲載されている。1948(昭和23)年には、教職員と学生を組合員とする生活協同組合定款が定まった。なお、現在の一橋大学消費生活協同組合の創立総会が行われ、法人格を取得したのは1957(昭和32)年のことである。

【参考文献】 [出品資料]


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