平成17年度一橋大学附属図書館企画展示

オウエンから一橋へ : 消費組合の成立と展開

3. 日本における協同組合思想 : 一橋を中心に

3.7 一橋消費組合はどこにあったのか

一橋消費組合は定款第1章第3条に「本組合ハ事務所ヲ東京高等商業学校内ニ置ク」と定められていた。神田・日本橋・本郷等の特約商店の商品を陳列し、委託販売を行なっていたという。『東京商科大學一覧』の地図によると、「学生食堂」の位置は表示されているが、消費組合の文字は見られない。

1930(昭和5)年に東京商科大学は国立に移転したが、その年の『東京商科大學一覧』建物配置図には、未だ点線で記されている建物が多い。翌年から食堂の位置が実線で表示されるようになる。場所は現在の一橋大学消費生活協同組合とほぼ同じである。

 国立移転を期に、学生らによって食堂の自治経営を行うことになり、その成否が懸念されていたが、開店後の営業成績は良好であった。

【参考文献】 [出品資料]


一橋大学 附属図書館