平成18年度一橋大学附属図書館企画展示

江戸時代の豪農と地域社会 : 岡田家文書の世界


展示
日    程: 平成18年11月2日(木)〜16日(木) (期間中は土・日・祝日も全て開室) 終了しました
場    所: 一橋大学附属図書館 公開展示室(時計台棟1階)
入場時間 :  9:30〜16:30 (閉室17:00) (入場無料)

講演
日    時: 平成18年11月6日(月) 14:00〜15:30  終了しました
場    所: 一橋大学附属図書館 研修セミナールーム(時計台棟1階)
講    師: 渡辺尚志(一橋大学大学院社会学研究科教授)
演    題: 江戸時代の豪農と村・地域

I.解説パンフレット    II.出品資料    III.参照文献等    IV.講演全文

一橋大学附属図書館では、毎年、貴重資料を含めた当館のコレクションを展示するとともに、テーマにちなんだ講演会を開催しています。今年度の企画展示で紹介する岡田家文書は、河内国丹南郡岡村(現大阪府藤井寺市)の豪農・地方名望家であった岡田家に伝来した文書群(高札・看板などのモノ資料を含む)です。

岡村は現在の近鉄南大阪線藤井寺駅周辺にあたり、今では大阪のベッドタウンとしてすっかり宅地化していますが、近世(江戸時代)には田畑の広がる農村でした。岡田家は、18世紀末以降同村の庄屋(村の最高責任者、現在の村長にあたる)を世襲した家で、農業をはじめ、金融業・商業などを営む、村で一番の有力者でした。また、近代に入ると、近世以来の金融業の経験も生かして、短期間ではありますが「岡田銀行」という銀行を経営して地域経済の振興にも寄与しています。同家には近世・近現代に同家が作成・授受した文書類が約1万3千点保存されていましたが、これらは近世以降の豪農・名望家の活動や村・地域社会の実態を知るためのかけがえのない文化遺産です。

岡田家文書の重要性は早くから注目され、故・佐々木潤之介一橋大学名誉教授や元一橋大学経済学部菅野則子助手(現帝京大学文学部教授)らにより、文書整理や調査・研究が行われてきました。そうした経緯があって、現在同文書が附属図書館に所蔵されているのです。同文書は膨大な量で、また新発見の文書もあるため、現在も整理・目録作成作業が進行中ですが、ほぼ完了に近づきつつあります。

そこで、岡田家文書の魅力を多くの方々に知っていただきたいと思い、今回、岡田家文書の中から、近世の資料を中心に選んで展示を行います。本企画展により、岡田家をはじめとする近世の村人たちの暮らしに思いをはせていただければ幸いです。


I.解説パンフレット (pdf版: やや軽い(5,341KB) | 重い(11,781KB))
II.出品資料
III.参照文献等

目録

翻刻(部分)

参照文献


一橋大学附属図書館 学術・企画主担当