平成19年度一橋大学附属図書館企画展示
阿部謹也と歴史学の革新

初期の代表作2点の書評

『ハーメルンの笛吹き男』と『ドイツ中世後期の世界』

『ハーメルンの笛吹き男』は雑誌の書評欄で盛んにとりあげられた。しかもそれらが日本近世史の吉田伸之、国文学の今村忠純ら多彩な顔ぶれによって書評されたことは、隣接分野の学界に与えた衝撃の大きさを思わせる。さらに、より広く一般の読者層を獲得した本書は、学術雑誌のみならず、一般紙の書評でも取上げられている。

『ドイツ中世後期の世界』も『歴史学研究』『史学雑誌』『社會經濟史學』『西洋史学』などの主要な学術雑誌で書評がなされている。阿部の初期の労作は各界で高い関心を集めたことを物語っている。

『ハーメルンの笛吹き男』

阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男 : 伝説とその世界』東京 : 平凡社, 1974(昭和49)年10月

『ドイツ中世後期の世界』

阿部謹也『ドイツ中世後期の世界 : ドイツ騎士修道会史の研究』東京 : 未來社, 1974(昭和49)年7月
一橋大学附属図書館 学術・企画主担当