鐘No.19(1988.4)





天文学的インフレ期のドイツ紙幣所見

菅 順一

  恩師井藤半彌先生(本学元学長・名誉教授)が逝去された当時,私は井藤邸の書斎や書庫の整理をお手伝いしたが,そのさい先生の沢山な遺品も,一通り点検し尽した心算であった。 すでに先生の13回忌も過ぎたのに,半年ほど前であったろうか,未亡人の井藤雪様より突然のお話があり,先生が1922年11月より1925年3月までのベルリン留学中に,収集されたマルク紙幣が沢山に出て来たので,その適当な処理につきご相談をうけることになった。 それらは第一次大戦後の「天文学的」と称されたドイツのインフレーションの時期に,乱発をくりかえした各種の紙幣と,通貨不足を補うために発行された「緊急貨幣」 Notgeld の網羅的なコレクションであり,とくに1922年半ばから1923年11月にいたる通貨価値暴落の破局的な足跡が,生々しく追体験出きる貴重な遺品であった。
  約450枚の紙幣は二冊の写真用アルバムに,紙幣の表裏が見えるように細い粘着テープで,一部分だけ貼りつけられており,また,紙幣以外の若干の通貨も小さな茶封筒に入れられ,さらに先生直筆のメモの小片も添えられてあった。 これらの永久保存を依頼するのに,本学の社会科学古典資料センターあたりが適当かどうかもまだ相談していないが,ここに古紙幣のお嫁入り先を問い合わせる意味をも含めて,その内容の一端を紹介しておきたい。 収集されたマルク紙幣を概観する手順としては,それらを発行機関ごとに区分するとともに,それぞれの紙幣の表示金学が急速に巨大化していくテンポを,あわせ例示することにしたい。
  まず,収集紙幣の大半は大蔵省証券を割引いた「ライヒスバンク(国立銀行)紙幣」 Reichsbanknote である。 ライヒスバンク紙幣の表示金額は,1922年以前に発行されたものには,10〜1千マルク紙幣が見出きれるにすぎないけれども,1922年中葉以降には急速に5千・1万・5万マルクの紙幣が登場するようになる。 ついで,インフレが加速化していく1923年に入ると,2月には10万〜百万マルク紙幣が発行され,7月には1千万・2千万・5千万マルク紙幣が相次いで流通するようになる。 翌8月には1億マルク紙幣の出現,10月には10億・50億・2百億・5百億・1千億・5千億マルクというように,紙幣表示金額は超高額化の一途をたどり,ついにインフレが頂点に達する1923年11月には,1兆マルクのライヒスバンク紙幣が見出される。 なお,この収集紙幣の中には,1兆マルクを超える金額のインフレ紙幣は含まれていない。
  かかる天文学的なインフレの進行に終止符を打ったのが,1923年10月のドイツ・レンテン銀行 Rentenbank の設立であり,また,金マルク支払いと関連づけられたレンテンマルク紙幣の発行であった。 同年11月24日に1兆マルク=1レンテンマルクの等式が,安定的に確率することになるが,その教訓は第二次大戦後の日本におけるインフレの高進期にも,「レンテンマルクの奇蹟」として関心を集めたものだった。 このコレクションの中にも,歴史的な記念碑ともいぅべき1レンテンマルク紙幣が,破局の末路を示す1兆マルクのライヒスバンク紙幣とならんで,やや小型で彩色も乏しい姿を留めているが,1レンテンマルクより高額のレンテン銀行券は貼付されていない。
  つぎに,流通紙幣としての追加的な役割を果たした「ライヒスバーン(国有鉄道)」 Rreichsbahn の「証券」 Shein も注目される.収集されているライヒスバーン証券の表示金額は,やはりインフレの加速にともなって巨額化の傾向を強め,1923年8月には百万・2百万マルク証券,同年9月には1千万・2千万・1億マルク証券,10月には2億・5億・10億・百億・2百億・5百億マルク証券が発行され,インフレ末期の11月には1千億・2千億マルク証券が登場しているのであった。
  さらに,通貨増発の一翼を坦った「都市金庫証券」 Stadtkassenschein も,かなりの枚数が集められている。 それらは首都ベルリン市の金庫証券が大部分であるが,ドレスデソ市やハンブルク市の証券も含まれている。 各種の市金庫証券の表示金額は,1922年末までは5百〜1千マルク程度に止まっていたものが,1923年後半には2百万・5億・2百億マルクへと,飛躍的に巨額化していく。 このほか,第一次大戦中より金融逼迫を救済する目的で誕生した「貸付金庫証券」 Darlehenskassenschein は,1920年ころまでに印刷された1〜5マルク程度の小額紙幣が数点見出されるが,急激なインフレ進行期のものは存在しない。
  これらのインフレの激動下に流通した主要な紙幣は,同一年月の発行で,しかも同一金額を表示する紙幣であっても,大きさやデザインなどの多種多様なものが混在しており,この当時いかに膨大で緊急の通過増発が不可欠であり,通貨不足を克服すべきインフレ紙幣の印刷が通貨需要の急増に追いつかなかった実状を推測することができる。 この異常事態を示す別の事例としては,比較的小額の旧紙幣の上に,金額改訂のため赤や黒のスタンプを押すだけで,高額紙幣に代用させている場合が散見されることである。 たとえは,1922年12月発行時には1千マルクだったライヒスバンク紙幣に,10億マルクのスタンプが押されて流通させられているとか,1922年10月印刷のベルリン市金庫証券1千マルクに,3百万マルクの修正スタンプが押されるだけで新紙幣に変貌しているなど,いくつかの実例がこれである。 もって,紙幣乱発のテンポと悪性インフレの爆発とを,推察しうるであろう。
  ところでこのコレクションの中には,上述のような一般流通の高額紙幣約170枚のほかに,1〜2マルク以下の小額紙幣の欠乏に対応する必要から,各地の地方自治体が独自にプフェニツヒ単位で発行した「緊急貨幣」が280枚ほど見出される。 緊急貨幣の発行自治体とは,われわれ外国人にも周知の大都市ばかりでなく,地図や事典でようやく所在場所を捜し出すような群小の都市や行政区域も,多数含まれている。 それらは流通地域が限定されたり,有効期限が定められているものが大多数である。 緊急貨幣のサイズは前記の高額紙幣よりもかなり小型であり,デザインや色彩もきわめてバラエティに富んでいる。 これら雑多な小額紙幣には,各地域にちなんだ有名人の肖像,歴史的事件,代数的な建造物,地元の伝統産業などが色とりどりに描かれ,一見して貨幣とは思えないものさえ少なくない。
  しかも,緊急貨幣を製造した材料は,たんに紙ばかりでなく,金属・陶器・皮革・人絹のものもあったという。 故井藤先生の遺品のうち,紙幣以外の通過を入れた茶封筒には,某アルミニューム会社が大蔵省令により認可された支払手段であると明記して,発行しているアルミ箔の貨幣(20〜100マルク)数枚が含まれていた。 紙幣ではない別材料の緊急貨幣としては,ほかに Nurnberg と Furth の両市を結ぶ「ニュールンベルク・フュルト市街鉄道」が発行した約50個の硬貨も,小さなアルバム状のケースに並べられていた。 それらのコインには,この地方の著名な産物・城壁・風景・名望家の肖像などの多様な図柄が刻まれているが,どれも20プフェニッヒ硬貨であり,おそらくこれは上記二都市間の市街鉄道運賃と,関係があるのではないかと想像される。
  第一次大戦後のドイツ・インフレーションの混乱期に,故井藤先生が収集された貴重なマルク紙幣と緊急貨幣の内容は,ほぼ以上の通りである。 これらの流通した時代から,すでに六十数年の歳月が流れている。 私は本年3月で一橋大学を定年退職する身となったが,この機会に偶然ながら私の出生当時の珍しい歴史的遺産に巡り会ったのも何かのご縁であったかと思い,個人的にも感慨探く昔日を追想している。

(すが じゆんいち 社会学部教授)



図書館の鐘の下で

木村 栄一

  この3月末に定年退官ということで「鐘」に執筆を要請された。 「鐘」にはすでにそのNo.7で「メラー文庫について」を書いたことがあるし,それに退官といっても,私の研究はまだ -ing の段階であるから一度はお断りした。 しかし振返ってみると,学生時代から40年以上の長い間図書館のお世話になってきた上に,私は多分図書館を最も利用した者の一人であろうから思出の一端を記して責めを果たすことにした。
  終戦後復学した私達の学生時代は生きて行くのが精一杯で,落着いて勉強できるような場所もなかった。 一方,本には物凄く飢えていた。 そこで私は学生生活の本拠を図書館に求め,授業のない時間の大半は,ステンド・グラスの大閲覧室で過ごした。
  もちろん,当時の図書館には現在のような完備した冷暖房設備はなかった。 冬は達磨ストープがあったが,その周りだけが暖く,その火も劣質炭のために直ぐに消えてしまう有様であった。 私は海軍のアッツ島守備隊が使用していた防寒服に,落下傘部隊の半長靴という完全装備で,本を読んだり,居眠りをした。 寒くはあったが,現在のように北側の部分が仕切られておらず,利用する学生も少なかったので,一人で広いスペースを使用できた。 夏は夏で,冷房どころか扇風機もなかったが,窓を開ければ,武蔵野の松風が入ってきた。 要するに,当時としては勉強するのに最高の環境であった。 今みたいに高校生が受験勉強に入ってきたり,外では子供が遊園地のように騒ぐことはなかった。
  読書に疲れたときは,何か面白い本はないかと図書カードをめくっては,閲覧を申込んだ。 Tempus Fugit と書かれたレリーフの前で,初めて見る本の出現を心待ちにしたものである。 その頃は開架式の図書館というのはどこにもなかったので,閉架式を不便だとは思わなかった。
  昭和24年,卒業して直ぐ助手の身分となった私は,一転して書庫の出入りが自由になった。 万巻の洋書を目の前にした時の圧倒された感じと,どの本でも手に取って見ることができた喜びはいまだに忘れない。 それ以来,私の研究室が図書館の建物の一角にあったこともあって,長い間ほとんど毎日のように書庫の中に入っては書架の間を逍遥した。 仕事始めやご用納めの日にも入庫したりして,職員の万には随分ご迷惑をかけてきた。
  こうして図書館の思出を書き始めてみると,米軍機の機銃掃射の跡,地下室の狸,地下書庫の蚤のことなど次々に想起され,与えられた紙数ではとでも書き切れない。 したがって,ここでは村瀬文庫にかんするエピソードだけを記すことにする。
  村瀬文庫そのものについては,前記「鐘」No.7や「一橋大学附属図書館史」(昭和60年)に書いているので,ここでは説明を省略する。 それはわが国における海上保険研究のパイオニアであった故村瀬春雄先生 -- 兼松講堂から図書館に向う道が,経済研究所の方に分れようとする所の右側に先生の胸像が立っている -- を記念した文庫である。
  話がややdeviateする(海上保険では船舶が順路から離れることをdeviationという)が,昭和24年に復活した芥川賞の戦後第1回の受賞作品は,由起しげ子の「本の話」であった。 これはいわゆる私小説で,栄養失調で死亡した主人公のモデルはK大学のM教授であり,「本の話」というのは,先生が残された海上保険関係図書の処分をめぐる話のことであった。 その一節に「出てくる本も出てくる本もすべてが海上保険の本」であり,しかも「この何百冊もの,英独仏の数十人の著者による海上保険の本」は「出版年代の順に同じ本が改版毎に集められていた」ことに作者が「全く驚いてしまった」というくだりがあるが,実際,海上保険の本には改版,改版で100年以上も出版されているものがある。
  そのような性格の本のコレクションが村瀬文庫であり筆者は在任中,同文庫の基金を使用して,図書の充実に努めた。 以下はそれにまつわる話である。
  村瀬北生の高弟,故加藤由作名誉教授が昭和28年に著された「ロイド保険証券の生成」には,「17世紀から18世紀に亘り数版発行された」 Dominion of tho sea という本が何度か引用されている。 筆者はその本を図書館で探してみたがどうしても見付からない。 図書館のSさんなどに調べてもらったが,この書名では者著名も発行年も分からない。 仕方なくいくつかの外国の図書館に Dominion of the sea を所蔵しているかどうか,できたらその本のマイクロ・フィルムが欲しい旨手紙を書いたが,答えはすべて,そんな本は見当らないとのことであった。
  その後,外国に行った機会を利用し,ロンドンではイギリス勅許保険協会,シティのギルドホール,ロイズの名図書館などで探してみたがそういう本の所在さえ確認できなかった。 私が同書を見付けたのは実に昭和48年になってからのことである。
  7月のある日,他の文献のことでロンドン大学の高等法律研究所を訪ねた私は,ついでに同書のことを尋ねてみた。 主任のS氏は,分かるか分からないか分からないが明日また来てくれとのこと。 どうせ駄目だと期待もせずに翌日寄ったところ,「これがその本だろう。 大英博物館にあった」と一冊の本を差出された。 その本は, Alexander Justice という人の, A general treatise of the dominion and laws of the sea, containing... という長い書名の本で,660ページから成り,1705年の発行であった。 まさしく私が探していた本である。
  廊下に複写機があることを知っていた私は,この17O5年の本をコピーしてよいかと聞いた。 意外にも,ブリーズである。 小躍りしてコピーにとりかかった。 原書の紙が薄く,裏の文字が表ににじみ出てコピーも読みづらい。 しかし,そんなこと言っておられない。 コピーを続ける。 ところが,機械がすぐに故障してしまう。 S氏にそのことを告げると,それは「メイド・イン・ジャパン」だという。 確かに東芝製であった。 海上保険の部分はコピーできたし,正確な書名が判明したのでコピーは中止し,厚くお礼を述べて同研究所を辞した。
  ここでもそうであったが,ハンブルク商業会議所が1735年に設立したコメルツ図書館などどんな古い本でもその借出・複写が自由な所を,私は知っており,折にふれて利用させて貰っている。 「こんな古い本をコピーして大丈夫ですか」,と聞いて薮蛇になったらと思い,聞かないことにしているが,日本とは図書館の役割についての考え方が違うのであろうか。 もっとも,私は「まさか」の場合に備えて高額の個人賠償責任保険をいつもかけている。
  さて,帰国してから私は同書がありそうな所に,複写を依頼した。 まっ先に返事が来た米国のペンシルベニア大学図書館の手続には驚いた。 1705年版は印刷が悪いのでうまくコピーできないが,再坂の1709年版なら2部所蔵しているから,それでよければその1部を100ドルで譲ってもよいとのこと。 もちろん,感激して頒けてもらった。 もともと村瀬文庫のために購入したわけではなかったので,私の蔵書にしたかったが,貴重な本であるだけに思切って村瀬文庫に入れた。 それにしても1709年の本,一橋大学では貴重書に属するこの本を2部あるからといって譲ってくれるアメリカの大学図書館のやり方には教えられるところがあった。
  村瀬文庫の本に関しては,こんなこともあった。 前記のようにロンドン大学高等法律研究所を訪ねたときだから昭和48年夏のことであるが,シティの入口の近くでWという古本屋の前を通った。 冷やかしの積りで寄ってみたら,海上保険関係の本がかなりあった。 そこで私はかねてから探していた本を3冊ばかり,手持ちがないか聞いてみた。 店員は日本の古本屋のように書棚を見るのではなく,カード・ボックスをめくって一冊づつ著者名,書名,発行年度等を確認した後,生憎在庫はない旨告げた。 私は名刺を渡し,入荷したら知らせて欲しいと頼んだ。 昭和51年と55年にも同書店に立寄る機会があったので,また三冊の本のことを聞いてみたら,この前とは別の店員がカードをめくり,それらの本はちゃんとお前から注文を受けているがまだ入荷していないという。 7年前のこちらの注文が記録されていることには感心したが,7年間見付らない本はもうそこでは入手できないものと諦めていた。
  ところが昭和59年3月,私はW書店から大学気付けでエアメールを受取った。 3冊のうちの一冊が入荷したが,購入するかという問い合わせである。 同書も喜んで購入したことは言うまでもない。 それにしても最初の注文から10年以上も経っているのに,こうして連絡してくれるイギリスの古書店には敬服のほかはない。 それも貴重書ではなくてたった£12の本であった。 私は,他の2冊の本はすでに他のところで入手しているので,慌ててその注文を取消した。
  村瀬文庫に購入した本には,多かれ少なかれこのような思出がつきまとっている。 たとえば1661年ボルドーで刊行された本のマイクロはキール大学で,村瀬先生が留学されたアントワープで刊行された本はフランクフルトのK古書店で,ロイズ・オブ・ロンドンに関する本はフィレンツェのG古書店で入手できた。 パリのD古書店では海上保険の本が何百冊とある倉庫に入れてもらいたちんぼで丸1日を過ごしたことがあり,本学にない本を何冊か購入することができた。 ただ,ここにはフランス語の文献だけしかなかった。 国民性の反映であろうか。
  今では外国に行って直接その本を見て買うこともできるし,書店のカタログも整備されているが,そうでない頃には思わぬ失敗もあった.
フランスの海上保険の本といえば何といってもパリ大学 Ripert教授の著書であるが,同書にスペインの文献として Gonzales, El Seguro maritimes が掲げてあったので,都内の某書店を通じて注文した。 その後,イタリーのピーサ大学 Mossa教授(本学元教授の米谷隆三先生と親しかった)の著書に参考文献として Uria, Del Seguro maritimo が挙げられていることに気付いた。 スペインの本のせいか前に注文した Gonzales の本が数ケ月経っても入荷しないので Uria の本は別の書店を通じて注文した。 かれこれ1年も経った頃であろうか,2冊が相次いで到着した。 入手してみると,何と全く同じ本である。 著者は Rodrigo Uria Gonzales であり,正確な書名は El Seguro Maritimo である。 スペイン人の姓名のややこしさが主な原因で,筆者は同一書を2部購入したわけであるが,おかげで1部は村瀬文庫に,1部は筆者の蔵書とすることかでき,結果的には失敗ではなくなった。
  こうして村瀬文庫はかなり充実したものになったと信じているが,所蔵しているだけでは意味がない。 村瀬文庫がメラー文庫と相俟って一人でも多くの方に利用されることを希望してやまない。
  (2月14日,図書館内の研究室にて記す。 日曜日の今日も,平日と同様に,授業の始まりと終わりの時間には研究室の真上で「自治の鐘」が鳴っている。 )

(きむら えいいち 商学部教授)



昭和62年度補正予算による大型コレクションの購入

  昭和62年度補正予算において,文部省が特別の措置を講じた外国学術図書の重点的整備のための予算が,本学にも配分され,本学は本年1月に下記4点のコレクションを購入し,現在整理中である。 今後の積極的な活用を期待し,以下にこれらのコレクションの概要を紹介する。



「イギリス啓蒙思想研究文献コレクション」について
(Great Britain in the Age of Enlightenment and Improvement, 90 items)

古賀 英三郎

  このコレクションに収められている,スコットランド啓蒙思想家のうち大物の著作として注目されるものに次のようなものがある。
  まずヒューム(David Hume, 1711-1776)の 『自然宗教に関する対話』(第2版,1779年), 『道徳原理研究』(初版,1751年), 『道徳・政治論集』(第3版,1748年), 『若干の主題に関する論集』(1767年版,1817年版,1825年版), 『イギリス史』(1778年版,1812年版), 『人生論』(1909年版), 『情念論』の仏訳(1759年) があり,いずれも貴重なものである。
  ついで,ケイムズ卿(Henry Home, Lord Kames, 1696-1782)の 『批評要論』(初版,1762年), 『古代イギリスに関する若干の主題についての論集』(初版,1747年), 『法における若干の主題についての論集』(初版,1732年), 主著『道徳性および自然宗教の連理』(初版,1751年), 『ジェントル・ファーマー』(1788年の第3版と1798年の第4版), 『思考法序論』(第3版,1775年), 『道徳性と自然宗教に関する試論に対する異論の検討』(初版,1756年), 『人間史素描』(1788年版と1813年版) がある。 このケイムズに関するタイトラー(Alexander Fraser Tytler)の 『伝記』(初版,1807年) も入っている。 これは稀覯本である。
  さらにスコットランド啓蒙思想の代表者の1人であるリード(Thomas Reid, 1710-1796)の 『人間の知力に関する試論』(初版,1785年), 『人心のカに関する試論』(1822年版), 『人心に関する研究(第7版,1814年), 『著作集』(初版,1846年) がある。
  そのほかに目ぼしいものとして次のものを挙げることができるであろう。 ファーガスン(Adam Ferguson, 1723-1816) 『ローマ共和国の進歩と週末の歴史』(校訂版,1805年), ハミルトン(William Hamilton, 1669-1732) 『哲学と文学,教育と大学改革に関する論議』(第2版,1853年), ハチスン(Francis Hutcheson, 1694-1746) 『道徳哲学序論』(第3版,1764年), フォーブズ(Duncan Forbes, 1685-1747) 『宗教に対する懐疑心の起源に関する考察』(初版,1750年), と 『全集』(1788年), ロバートスン(William Robertson. 1721-1793) 『皇帝カール5世の治世史』(初版,1769年) と 『アメリカ史』(初版,1777年), スチュアート(Dugald Stewart, 1753-1828)による,このロバートスンの 『伝記』(初版,1802年) も収められている。
  そのほかにビーティ(James Beattie, 1735-1803),ブラックウェル(Thomas Blackwell, 1701-1757),ア一キスン(John Erskine, 1721-1803),ファー力ー(John Farquhar, 1751-1826)などの者作も入っているが詳しくはふれない。
  全体で90の文献を収めたこのコレクションのなかには,なにか掘り出し物があるかも知れない。 これまで手薄であった,スコットランド啓蒙思想史に関する文献は,これでかなり補充されたことは間違いない。


「フランス革命史料コレクション」について
(The Maclure Collection of French Revolutionary Materials, 372 reels)

  このコレクションは,ペンシルバニア大学図書館が所蔵するフランス革命史料のマイクロフィルム版である。 そのリール数は全部で372本,そこに収められている史料の巻数は1460巻である。
  その内容を見てみると, 「王室年鑑」(1779-92年), 「パリ選挙人集会の議事録」(1789年4月-7月), 「パリにおけるヴェルサイユ通信」(1789年7月-10月), 「地方におけるパリ通信」(1789年10月-1790年8月), 「83県におけるパリ通信」(1790年8月-1791年2月), 「83県の通信」(1791年3月-1793年5月), 「三部会と国民議会の新聞」(1789年4月-1791年9月), 「国民議会の議事録」(1789年6月-1792年9月), 「国民議会,論争と法令の新聞」(1789年8月-1792年9月), 「国民議会が出した法令の全般的コレクション」(1789年5月-1792年9月), 「国民議会で生じたことの結果」(1789年6月-1791年9月), 「国民公会の布告,宣言,法令の全般的コレクション」(1792年9月-1793年5月), 「国民公会が出した法令の全般的コレクション」(1793年1月-1793年7月), 「国民公会の議事録」(1792年9月-1795年11月21日), 「国民公会,論争と法令の新聞」(1792年9月21日-1795年10月26日), 「共和国通信」(1792年8月1日-1794年12月13日), 「国民公会の報告書」(1794年12月30日-1795年11月21日), 「国民公会の諸委員会の布告」(1794年9月8日-1795年9月22日), 「報告と法律,亡命者,亡命者に対する法律,有罪になった個人の全般的りスト」(1793年12月16日-1795年6月9日), 「亡命者リストからの削除の要求の報告書(1797年9月12日-1799年5月20日), 「立法500人委員会[下院]会議議事録」(1795年10月26日-1799年12月24日), 「立法府,上院会議議事録」(1795年10月27日-1799年12月26日), 「論争と法令の新聞,立方府」1795年10月27日-1799年12月29日), 「立法府の論争と法律および政府の公式文書の新聞」(1799年12月30日-1800年1月29日), 「立法府,決議」(1795年11月4目-1799年11月11日), 「旬日報告書」(1798年9月22日-1799年11月21日), 「全国年鑑」(第8年度-第11年度), 「第三立法議会会議議事録」(1800年1月1日-1804年5月19日), 「立法府会議議事録」(1800年1月1日-1804年3月24日), 「帝国年鑑」(1806年以降) が収録されている。
  御覧の通り,議会に関係する史料が中心になっている。 ところでフランス革命は,「アリストクラートの革命」,「ブルジョワの革命」,「民衆の革命」,「農民の革命」からなる「複合革命」とみなされている。 パリ通信と地方からの通信の内容を見てみないと断言できないが,このコレクショソが含む史料が主にカバーしうるのは,直接的的には「ブルジョワの革命」までであって,「民衆の革命」と「農民の革命」とは議会に反映した限りでのみ,間接的に知りうるにすぎないと思う。 従ってこのコレクションは,必要な基本史料ではあるが,更にこれを補足する史料の収集が望まれる。


「西洋社会経済研究文献集成」について
(Collection of the Development of Social and Economic Thought in Western Europe, 200 items)

  この「集成」は200のアイテムからなっているが,「イギリス啓蒙思想研究コレクション」に比べると,コレクションとしてはやや劣るというべきか。
  まず18世紀以前の注目に値する著作を拾ってみると次のものがある。 フランス革命中の革命家バレール(Barere de Vieuzac, B., 1755-1841)の 『政体の考えについて』(1797年), テュルゴの愛顧を受けたボンセール(Boncerf, P.Fr., 1745-1794)の焚書処分を受けた 『封建的諸権利の不都合』(第32版,1791年), 刑法改革論者ブリン・ド・ヴァルヴァル(Brissot de Warville, J.P., 1754-1793)の 『破産はない,別名,国家債権者への,国の破産の不可能性と,信用と平和を取り戻す手段に関する書簡』(1787年), 感覚論哲学者コンディヤック(Condillac, E.B.de, 1714/15-1780)の 『商業と統治』(1776年), 後に重農主義者になるミラボー侯爵(Mirabeau, marquis de, 1715-1789) 『人間の友,または人□論』(第3版,1758年), 著名なケネー(Quesnay,F., 1694-1774)の 『動物経済論』(1747年), 財務監督官になったシュリ公(duc de Sully,1560-1641)の 『回想録』(日付なし) などであろう。 なお,イギリスの思想家テンプル(Temple, W., 1628-1699)の 『遺作集』の仏訳(1704), ヒュームの 『政治論集』の仏訳(1754年) とロックの 『市民統治論』の仏訳(1794年) と特異な思想家ランゲ(Linguet, S.N.H., 1730-1794)が刊行した 『18世紀の政治的市民的および文学的年報』(全19巻のうちの第3巻だけ) があることを指摘しておく。
  18世紀以前の史料としては,大臣になった政治家のカロンヌ(Calonne, C,A.de, 1734-18O2)やネッケル(Necker, J., 1732-1804)の文書があるが,なかでも面白そうなのは,1770年から71年にかけて一種のクーデタをおこした大法官モプー(Maupeau)と財務総監テレー(Terray)などの政治家たちの 『書簡集』(1771-72年) と,17世紀のフロンドの乱にかかわる, 『マザリナード』(Mazarinade) と称される文書である。 また大臣マルゼルブ(Malesherbes, 1721-1794)の 『遺作集』(18O8年) もある。
  19世紀の著作についてみると,社会主義思想家ルイ・ブラン(Blanc, L., 1811-1882)の 『労働の組織』(改訂増補の第5版) と 『1851年のための新世界年鑑』, 空想的社会主義者カベ(Cabet, E., 1788-1856)の 『イタリア旅行記』(1846年), コント(Comte, Ch., 1782-1837)の 『所有論』(1834年), 銀行家デクタール(d'Eichthal, A., 1805-1895)の 『交換の自由と保護主義。労働者の運命に対するその効果』(1890年), 財政改革家ジラルダン(Girardin, E., 1806-1881)の 『予算について』(1848年) と 『行政改革による財政均衡』(1851年), 社会学者ル・プレー(Le Play, P.G.F., 1806-82)の 『社会的方法,ヨーロッパの労働者の概要』(1879年), ルロワ・ボーリュー(LeroyーBeaulieu, P., 1843-1916)の 『19世紀の労働問題』(第2版,1881年), サン・シモン派のペレール(Pereire, J.E., 1800-1875)の 『サン・シモン派の宗教。租税廃止論』(1831年), 経済学者セー(Say, J.B., 1757-1818年)の 『人間と社会の概要を含む小冊子』(1818年) と 『自由労働と奴隷の労働(1826), もう1人のセー(Say, Leon, 1826-1896)の 『地租の軽減』(1881年) と 『政治経済学と他の科学との関係』(1892年) などがある。

(こが えいざぶろう 社会学部教授)


独英米企業史コレクションの紹介
(Business and Industrial History, 1452 items)

米倉 誠一郎

  一橋大学が企業史・企業者史・産業史関係の出版物の収集において優れた実績を積み重ね,経営史・経済史をはじめとする諸学界の貴重な研究の場となっていることはよく知られていることです。 今回,また新たに1,500冊あまりの独英米にわたる企業史関係コレクションが追加され,一層の充実がはかられたことは,企業史を学ぶ研究者として本当に嬉しいことです。
  今回購入のコレクションは独英米にわたる企業史・企業者史誌書関係となっていますが,その主体はドイツ関係のものです。 具体的な数字であげてみると,ドイツ系文献1,159冊,イギリス・アメリカ系354冊,その他フランス2冊,イタリア1冊,北欧(スェーデン,ノルウェー2冊ということになっています。 出版年代も19世紀末から1985年までの広範囲にわたり,例えば,1892年版のジーメンスによる回想録から,新しいところは1985年出版のルフトハンザ航空史といった具合です。
  まだ未整理の段階で,体系的な紹介は筆者の能力(ドドイツ語はともかくドイツ語は?)では難しいというのが本当のところですが,一見して面白そうなところではドイツ人によるへンリー・フォード研究やアメリカの化学会社デュポン社研究なども含まれていますので,ドイツからみたアメリカ企業史といった研究もできそうです。
  またドイツの化学会社 I.G. Farben とイギリスのインペリアル・ケミカル(CIC),先程のルフトハソザ航空史とアメリカのパン・アメリカン航空50年史など,このコレクションの中だけでも同一産業間の国際比較を可能としそうな著作がいくつか散見され,一橋大学における企業史・企業者史・産業史研究の一層の進展を約束してくれそうなラインアップです。
  一方,円高・マルク高の環境下で全く異なった対応をみせているといわれる,日本的経営とドイツ的経営。 ここらでじっくり両国企業を比較してみるのも,よい機会を与えてくれそうなコレクションといえそうです。

(よねくら せいいちろう 商学部講師)



つるぼ

-- 及川さんを偲んで --

森川 俊夫

  小平分校の正門から入ってすぐ左側に,春先に薫りたかい芳香を漂わす梅の木が並んでいるが,その紅白の花が萎んで暖かい時候になってくると,その梅の植え込みを縁どるように,太い針のような緑の葉が一面に生えてくる。 繁殖力も旺盛で歩道のひびわれの隙間からも伸びてくる。
  しかし十五センチから二十センチに伸びた尖った葉も,梅雨の雨にうたれるとだらしなく地面に倒れ伏し,やがて酷暑をむかえると,緑の葉はいつしか枯れて,あとかたもなくなってしまう。
  あらゆる復活伝説の根源にあるのがこういう植物,あるいは穀物の枯死,生成の循環現象だが,小平の梅の根かたの植物,その名を「つるぼ」というこの野草は実にユニークな性格をもっていて,普通の植物が一年の周期の中で一度の蘇生,復活を体験するとすれば,「つるぼ」は,二度復活する。
  つまり秋口,何もなくなったあたりから,ふたたび緑の太い針のような,今度は茎が伸びてきて,やがて穂先に淡桃色の細かい花をおびただしくつける。 ねこじゃらしを優美にしたような形といったらいいだろうか。 この細かい花の一つ一つがいつのまにか,花の色とは似てもに⊂つかぬ黒い実となってあたりに散って,あくる年の蘇生に備えることになる。
  花の盛りの頃はまことに美しい。 小平にかかわるようになってからすでに三十余年,この花に気がついてようやく三年などというのが,自分でも信じられないほどに美しい。 もちろん,それ以前にもこの花は目についていたはずである。 しかし,それがそのようなものとして意識されるには,なにがしかの機縁,きっかけが必要なのかもしれない。
  国立本校の本館廊下に大分以前から使用禁止になったままの水道栓があるが,その脇の窓框に,だれの心遣いか,ときどき花を差したガラス瓶が置いてある。 あるときその瓶の中に風変わりな花を見掛けた。 やはり二十センチばかりの茎の半分位のあたりから上に向かってこれまた淡紅色の小さな花が螺旋状に並んでいる。 それまで見たこともない姿形の花だったが,やがて,それが,そのころ移り住んだあたりには所によって群生している「ねしばな」,またの名は「もじずり」という野草と知れた。 これも変わった植物で,野姓でありながら,夏前に咲くものもあれば,秋風にさきがけて咲く習性の個体もある。
  とまれ「もじずり」で初めて野草に興味をそそられた矢先の「つるぼ」が目についたという順序だが,「もじずり」の経験が先行していなければ,それまでの数十年のようにその年もまた「つるぼ」の花盛りを見過ごしていたろう。
  もちろん当初その名はしるよしもない。 ただその花を愛でていたところへ,偶然及川さんが通りかかった。 図書館分館脇の草むらや林の中の可憐な花の消息に及川さんが詳しいことを知っていたので,目の前の盛りの花の名を尋ねてみたところ,この野草も及川さんの関心をひくには艶やかに過ぎたのだろうか。 私と同じ位小平生活が長い及川さんもその名を知らなかったのだ。 迂闊なのは自分だけではなかったという安心感と,人に先駆けて貴重なものを発見できたという満足感,大袈裟にいえばそんな気分だった。
  いつのまにか姿を消した及川さんがやがて戻ってきて,図鑑を手に教えて呉れたのが「つるぼ」という名だった。 その間の微妙な心の動きというか,魂の機微というか,それはなかなか表現しがたいものがある。 しかしそれほどかすかな機縁ではあったが,及川さんの存在への共感のようなものがその時から私の心のうちに明確な形で生まれてきた。
  いわばその共感を育てようという矢先の死であった。 及川さんは強烈な自己主張と等量のはにかみを心に秘めてきた人だと思う。 それだけに若すぎる死は無念なことだったろう。 この上は,四季おりふし「つるぼ」の成育,繁茂に及川さん偲び,及川さんが心にかけていた草むらの中の野生の菫の群生を大きく育てていきたいと思う。

(もりかわ としお 法学部教授)



昭和62年度大学図書館職員長期研修に参加して

大場 高志

  昨年の夏,7月20日から8月7日までの3週間,大学図書館職員長期研修に参加してきました。 以前から興味のあった研修ですが,なにぶん3週間の研修のこと,個人的にもなかなか都合がつかなかったのですが,昨年移動したのを機に思いきって希望を出してみました。 3週間仕事の穴を埋めてくれた同僚に感謝いたします。 また,この研修の募集人員枠はかなり厳しく,大きな大学では毎年希望を出しても5年近く順番待ちをすることもあると聞きました(実は払も2度目の希望でしたが)。 強力に推薦していただいた上司にも感謝いたします。 そのせいか今回の研修は,全国の国公立大学から44名という史上最大の人数が集まりました。 すい分とにぎやかで,多種多様な図書館職員が参集した研修期間中,お世話いただいた図書館情報大学の職員の皆様にも感謝したいと思います。
  さて7月19日,ボストンバッグ1つを持って図書館情報大学前バス停に降り立ち,学生宿舎にたどりついてのち,3週間の研修が始まりました。 早朝はテニス,9時から4時45分まで研修,その後,またテニスや水泳をして,夕食後は酒盛りという,いたって健全で愉快な日々を送らせていただきました。 おかげで,研修中に,しばしば遠い世界に夢遊することもありましたが‥。
  研修そのものは, (1)総論, (2)一次資料の整備と相互協力, (3)目録所在情報の形成と大学図書館の電算化, (4)二次情報データーベースの形成とネットワーク, (5)情報検索サービス, (6)関連講義 に大きく分かれ,それぞれに講義と演習・見学が適度に組み合せられています。 例えば,1週目は筑波研究学園都市の見学や,筑波大学附属図書館でのマニュアルによるレファレンス実技など,2週目は,自宅からの通いで,学術情報センター,図会図書館,慶応大学三田情報センター,東京大学,東京工業大学,国文学研究資料館,日本経済新聞社などへの見学とその場所での講義,3週目は再び図書館情報大学学生宿舎へ戻って,筑波大学情報処理セソターでの情報検索の実技や,研修の締めくくりとしての共同討議などといった具合です。
  研修期間中,機械を実際にいじってみる回数が多いのは,これはもう現在の図書館の趨勢というほかないでしょう。 筑波大学附属図書館のTULIPS,東京大学附属図書館のLILIPUT,図書館情報大学附属図書館のLIAISONなど図書館トータルシステムの華やかさを見るかげで,中小大学図書館員の「うちではこれだけの端末をつける予算はもらえない」という言葉が印象的でした。 電算化は図書館の趨勢であるにしても中小大学での電算化予算の制限はかなり大きく余程の工夫と大学全体からの協力が必要であると思われます。
  実技の殆どは情報検索でした。 SSCIなどの雑誌記事索引を使ったマニュアルによるいわゆるレファレンスと,TOOL-IRやUTOPIAなど機械による情報検索です。 この情報検索というものは,演習ということでやってみると結構あじけないものでした。 恐らく演習では,検索された二次情報の実態となるべき一次情報が図書館職員として実感されないからでしょう。 東大総合図書館の半地下にあった明治新聞雑誌文庫や国文学研究資料館の隣にあった史料館の職員がうれしそうに生資料の説明をしてくれたのが印象的でした。 一橋大学の図書館には,機械はまだ片隅にしかありませんが恐らく5年も経てば,ディスプレイがいくつか並んでいることでしょう。 その時私たちがやはりうれしそうな顔をしているためには,二次情報だけが飛び交うのではなく,実体としての一次情報を提供できなければ,そしてそのためにこそ二次情報を飛び交わさなければと思います。
  最後にこの研修の最大の成果はといえば,どなたもおっしゃっていましたが,やはり43名の図書館職員と知り合えたことでしょう。 あの楽しかった日々から既に半年が過ぎ,その間何度か電話もかけ,仕事上の教えを請うてきました。 講師の方々はもちろんのこと43名の同期の人たちにも感謝いたします。 私たちの同期会の名称は「ネットワーク44」と申します。 私の机の上には,いつも「ネットワーク44」の名簿が置いてあります。

(おおば たかし 洋書係)



資料紹介

外国企業年次報告書について

  図書館に現在所蔵しているマイクロフィッシュ版の企業年次報告書には次のようなものがあります。

  1. Annual reports of major American companies.   (MFS-13)
  2. U.S.Securities and Exchange Commission. Form 10-K annual report.   (MFS-41)
  3. Leading U.K. companies reports and accounts.   (MFS-53)
  4. Annual reports of the world's central banks.   (MFS-54)
  5. International annual reports.   (MFS-55)

  1は,Fortune 500社が中心で,各企業毎に一連番号が振ってあります。 この番号は,元は企業名のABC順につけたもののようですが,社名変更もあり,現在ではきちんとしたABC順になっていません。 また,番号としては1 から702 までありますが,吸収・合併等で継続していない番号(企業)もあって収録数は約500社です。--(継続購入中)
  2は米国の上場会社が証券取引委員会に提出する年次報告書ですが,これもFortune 500の上位約180社程度を選んで購入しています。--(継続購入中)
  経済研究所も図書館とダブらない約90社を所蔵していますので図書館にない場合は,下記冊子目録で調べてみてくだいさい。
  1と2については,産業経営研究所で出した「米国大企業年次報告書目録」(各窓口備付)に経済研究所所蔵分(2:約90社分),産業経営研究所所蔵分(1:図書のみ)と一緒にまとめられて載っています。参考にしてください。
  3には,英国主要企業約50社の年次報告書が,1社毎に短いものでは1982〜84年分,長いものでは1929〜85年分まとめて収録されています。
  4は128ヵ国の中央銀行年次報告書を収めています。ただし,各銀行とも1年分だけで,しかもその年が銀行によって1971〜84年とまちまちです。また,国名を幾通りかのABC順に並べて番号が付けてありますので,調べる時は注意してください。
  5は16ヵ国(オーストラリア,オーストリア,ブラジル,カナダ,フランス,西ドイツ,香港,イタリア,日本,韓国,ルクセンブルグ,オランダ,ニュージーランド,シンガポール,スイス,英国)の計約千数百社の年次報告書です。現在1983〜84年分が入っていますが,2年分とも入っている企業は少ないようです。--(継続購入中)
  継続購入中の資料の受入れ状況については,旧館1階事務室の洋書事務用目録を見てください。

  以下に簡単な表にしてみました。

補注(2000年12月追記): 「*:継続購入中」は、1988年3月当時の状況であり、その後間もなく購入中止となり、1. Annual reports of major American companies (MFS-13)は1987年まで、2. U.S. S.E.C. Form 10-K annual report (MFS-41)は1988年まで、5. International annual reports (MFS-55)は1984年までしか所蔵しておりませんので、ご注意願います。]

(*:継続購入中)
資料名(請求記号) 収録企業 収録・所蔵範囲 資料の並び方
1 Annual reports of major American companies   (MFS-13) 米国主要企業
約500社
1974〜1985* (1)年
(2)企業No.順
2 U.S. S.E.C. Form 10-K annual report   (MFS-41) 米国主要企業
約180社
1978〜1984*
(一部1982〜)
(1)企業名順
(2)年度
3 Leading U.K. companies reports and accounts   (MFS-53) 英国主要企業
約50社
会社毎に異なる
が1929〜1985
企業名順
4 Annual reports of the world's central banks   (MFS-54) 128ヵ国の
中央銀行
1年分
(1971〜1984)
国名No.順
5 International annual reports   (MFS-55) 16ヵ国の主要企業
約千数百社
1983〜1984* (1)年 (2)国名
(3)企業名順

資料の探し方

  まずどの資料を調べるかを決め,その書名を著者名目録か,マイクロ資料目録で探してください。 その資料に収録されている企業名が,殆どの場合,ABC順に並んでいます。 求める企業が見つかったら,閲覧票に,請求記号企業名必要年を記入して出納カウンターへ出して下さい。 但し,1と4は,企業の番号も必要ですから忘れずに書いて下さい。 マイクロ資料室に入ることができる人も,上の表の資料の並び方を参考にして検索して下さい。




Catalogue of Foreign Books in the Hitotsubashi University Library, 1984-1986
(本館新収洋書目録)の刊行について

  昭和62年度第2回図書館委員会(62.7.6)に於いて,新着図書の収書状況を把握できるよう,新収洋書目録の刊行を検討してほしいという要望が出されました。 これまで当館の新収洋書目録は1927年から1940年,1950年から1970年までは月刊で,1971年から1977年までは年刊で出ていましたが,それ以後はとだえていました。 今回の目録は,1984年〜1986年間に受入・整理された図書やマイクロ・フィルム資料を中心に,その前後の年度のものも一部含め,約2万冊を収録しています。 (但し貴重書,露文図書は除く)
  編成は従来の方式を踏襲して,本館分類表の大綱に従い,各鋼の中は著者(或いは書名)のアルファベット順に配列しています。 図書館では,新・旧館の閲覧カウンターと参考室,小平分館に備えたほか,学内を対象に,各共同研究室,各学部事務室,経済研究所資料室,産業経営研究施設資料室へも配布しましたのでご利用下さい。



洋書学位論文所蔵カード目録

  欧米の大学の学位論文は,1986年度受入分より新たに学位論文用の分類を設けて整理することになりました。 従来の分類ですと,学位論文は一般の図書にまじって書架にバラバラにおかれてましたが,1986年度以降からは書架上一ヵ所に集まることになります。 新しい学位論文用の分類は,Ahの部分を AhB(経済学),AhC(財政学),AhD(商業・経営学)... というように,大まかな主題によって区分されています。
  カード目録で学位論文を調べる場合,論文著者がわかっていれば著者名目録からひけますが,主題から探したいときは,学位論文分類目録(分類の中は著者のアルファベット順)からひけるようになっています。 この分類目録には1986年度以前のカードも,請求記号は従来のまま,例えばBbh(国際企業)やBn(経済政策)はAhBに,Mfc(刑法)やMh(民法)などはAhMの新分類のもとに一緒にファイルしてあります。 本館で所蔵する学位論文がまとめて調べられますので,活用されることを期待しております。

例 ┌──────────────────────────┐
  │AhN    Tegelbekkers, Friedrich, 1943-      │
  │21      Das politische System Belgiens...von │
  │  ┌───────────────────────┴──┐
  │  │Nd    Sylvester, Christine McNabb.       │
     │A472     World order and United Nations elites;│
     │  ┌───────────────────────┴──┐
     │  │Nb    Strong, Robert Alan.           │
        │A78      Bureaucracy, statemanship, and arms  │
        │  ┌───────────────────────┴──┐
        │  │AhN    Statemann, Heidrun, 1941-_______  │
           │20     Die english-polni   / AhN Politics \ │
           │  ┌─────────────┘        └┴──┐
           │  │                          │
              │                          │




新規購入外国雑誌

  昭和63年度から新規に購入する外国雑誌が下記の通り決まりましたのでお知らせします。 リスト中, Lib. has: Vol.○○ 等と記入してある雑誌は,その部分のバックナンバーをすでに購入しましたので,新着分と併せてご利用ください。 なお,このリストには,スペースの都合上,社会科学系外国雑誌センターとして新規に購入する雑誌(527タイトル)は含まれていないのでご注意下さい。 外国雑誌センター新規購入雑誌リストは,センター窓口(国立本館正面玄関隣)に備えてありますのでご利用下さい。

(雑誌第一係)

[国立本館購入分]

  1. Actuel Marx. (Paris)
  2. British journal of criminology : delinquency and deviant social behavior. (London)
  3. Deutsche Notar-Zeitschrift. (Munchen)
  4. Economic policy. (Cambridge)
  5. Economics and philosophy. (Cambridge)
  6. Ethos. (Washington, D.C.)
  7. International journal of Middle East studies. (Cambridge)
  8. Iowa law review. (Iowa City)
  9. Journal of economic surveys. (Clevedon, Avon)
  10. Journal of industrial relations. (Sydney)
  11. Journal of interdisciplinary economics. (Berkhamsted, Herts.)
  12. Journal of labor economics. (Chicago)
  13. Journal of planning literature. (Ohio State)
  14. Journal of research in crime and delinquency. (Beverly Hills) Kunitachi
    Kunitachi Lib. has: vol.1(1964)-8(1871)
  15. Journal of the Third World studies.
  16. Legal issue of European integration. (Deventer)
  17. Mitteilungen aus der Arbeitsmarkt- und Berufsforschung.
  18. New community. (London)
  19. Notre Damee journal of formal logic. (Notre Dame, Ind.)
  20. Philoosophy and public affairs. (Lawrenceville, N.J.)
  21. Political economy. (Torino, Rosenberg & Sellier)
  22. Ratio juris. (Oxford)
  23. Review of financial studies.
  24. Review of futures markets. (Chicago) Formerly: Review of research in futures markets.
  25. Revue Francaise de droit administratif. (Paris)
  26. South Asian studies. (Jaipur)
  27. Советская Тюркологя. (Баку)
  28. Studi Settecenteschi. (Napoli)
  29. Wettbewerb in Recht und Praxis. (Frankfurt a.M.)
    Kunitachi Lib. has: Jg.1(1955)-19, Ht.5,21-26(1980)

[小平分館購入分]

  1. Diacritics; a journal of contemporary criticism. (Baltimore,Md.)
  2. European journal of physics. (Bristol)
  3. Jewish quarterly review. (Merion Sta, Pa.)
    Kodaira Lib. has: Vol.1(1910)-69(1979)
  4. Journal of algorithms. (Orlando, Fla.)
  5. Morden Austrian literature. (Riverside,Ca.)
  6. Protoplasma ; an international journal of cell biology. (New York)
  7. Русский язык в национальной школе. (Москва)
  8. Sport and leisure: the magazine of the Sports Council. (London)
  9. William Morris Society.Journal. (London)




◆社会科学系外国雑誌センターだより -- 新着雑誌ブラウジング --

  社会科学系外国雑誌センターが発足してから3年目を迎えました。 毎年500点程度増加していますが,その収集タイトルの中から新刊雑誌を中心に各分野数点づつシリーズで紹介していく予定です。

Agricultural Economics.  (Amsterdam)  vol.1(1986)+
IAAE(国際農業経済学者協会)の機関誌,論文は (1)経済学分野の専門的研究, (2)エネルギー,技術革新,環境等の多分野に亘る研究, (3)問題解決の実際的,個別的研究論文 が掲載される。
Continuity and Change : a journal of social structure, law and demography in past societies.  (Cambridge)  vol.1(1986)+
過去の社会構造における継続と変化を社会学史的視点でとらえた研究論文を中心としている。
Decision support sysytems.  (London)  vol.1(1985)+
意思決定支援システムにおける基礎的研究,先端的研究を対象とした初の国際誌。
Economic modelling.  (Guilford)  vol.2(1985)+
経済学モデルの設定,ミクロ,およびマクロ経済学の理論と応用領域の研究を対象とした専門誌。
Financial accountability and management.  (London)  vol.1(1985)+
政府,地方自治体等非営利団体の財務問題を中心とし,多方面,例えば,経済学,自治体運営,OR,システム科学からの研究を載せている。
Information economics and policy.  (Amsterdam)  vol.1(1984)+
情報経済学と政策の国際誌。掲載された論文のデータやプログラムはPC用の媒体で利用が可能。
Journal of applied economics.  (Cambridge)  vol.1(1985)+
計量経済学の広範な応用と問題解明方法等を中心とした専門誌。
Journal of developing societies.  (Leiden)  vol.2 (1986)+
アジア,ラテンアメリカの過去および現在の社会,文化に関する分析を中心としている国際誌。
Journal of international money finance.  (Westbury)  vol.1(1982)+
国際経済学における外国為替市場,金融収支の調整,物価と収入の相互作用,多国籍企業の財政,外国援助,および国際経済研究機関等の個々の分野の研究を統合して扱うことをめざした国際誌。
Journal of law, economics and organization.  (New Haven,Conn.)  vol.2(1986)+
Yale大学のLaw School から年2回発行される法律と経済の複合誌。


◆社会科学古典資料センターから

★ 第7回社会科学古典資料講習会は昨年11月18日(水)から21日(土) までの4日間,下記のプログラムにより開催されました。 今回から時間数が20時間となり,全課程を終了した受講者には終了証書を授与することになりました。

第1日
  1. 古典研究の意義を考える ブリテン経済学古典に関わって --こぼれ話二つ三つ--   田添京二 (福島大学経済学部教授)
  2. 大学図書館における古版本収集について   小野正男 (東京経済大学附属図書館副館長)
  3. 資料保存と修復   金子富保 (国立国会図書館収集部資料保存課主査)
第2日
  1. フランス古典経済学の展開--文献解題   津田内匠 (一橋大学経済研究所教授)
  2. 簿記・会計学の古典   中村忠 (一橋大学商学部教授)
  3. 古典資料の書誌情報データベースを典拠ファイルについて   松田芳郎 (一橋大学経済研究所教授)
第3日
  1. 社会科学古版本と書誌   東田全義 (慶応義塾大学三田情報センター情報サービス課長)
  2. 18世紀イギリス思想史資料の初版本など --シェルバーン伯にかかわる人たち--  成田義雄 (名古屋大学経済学部教授)
  3. 情報交換・座談会
第4日
  1. 19世紀フランス社会主義の形成課程 --その一断面--   野地洋行 (慶応義塾大学経済学部教授)

★ センターでは,随時,テーマを設けて所蔵資料を展示しています。 62年度は以下のような展示を行いました。

「19世紀前半英仏経済学の交流 --リカードウ・マルサス・セー--」(昭和62年10月1日〜31日)
「フィランジェーリとその時代 --没後200周年を記念して--」(昭和63年2月1日〜29日)
「『リヴァイアサン』の周辺--ホッブス生誕400年」(昭和63年3月1日〜31日)



本学教官寄贈書 (昭和62年4月〜63年3月)

種瀬 茂  経済思想(Bb-A893)
関 恵子  全面発達と人間の解放(Oh-B453)
関 恵子  教育改革と子どもの全面発達(Oh-B454)
河村 錠一郎  バーン=ジョーンズとラファエル前派
山田 雄三  よりよき社会を求めて(Bb-A783)
荒 憲治郎  資本理論の研究(Bb-A906)
雲嶋 良雄  雲嶋良雄先生退官記念論文集(Db-797)
杉山 忠平  J.S.ミル(Qb-A769)
杉山 忠平  西洋から西欧へ(Bb-A911)
新井 [ヒロ]士 / 井上 修一  ドイツ文学における古典と現代
今井 賢一 / 金子 郁容  ネットワーク組織論



◆図書館業務報告

業務電算化・建築両委員会設置

  図書館事務部では62年4月,図書館職員の構成による附属図書館業務電算化委員会と附属図書館建築委員会を設置した。 電算化委員会では,分館をも含めた本学附属図書館全体の業務の電算化について検討を行い,建築委員会では国立キャンパスの図書館本館の増改築に関する事項の検討を行っている。

書庫内カビ・ホコリ清掃作業について

  昨年夏,第一〜第三書庫の1・2階,第三書庫地階において図書資料に発生したカビの拭取り作業と図書資料や書架に付着していたほこりの清掃作業を同時に実施しました。 50万冊近い蔵書を対象とする大作業でしたが,蔵書を傷めることもなく無事終了しました。

蔵書点検について

  (国立本館) 昨年7月20日(月)から7月31日(金)までの間,中国書・韓国書の蔵書点検を実施しました。 これで昭和57年度に蔵書点検を再開して以来,全蔵書の点検をどうにか一巡させることができました。 この間,貸出図書の点検・督促も重点的に行ってきました。
  常時利用される図書として百万冊の蔵書を集中管理していくことは,本学規模の図書館では並大抵のことではありません。 今後もこれらの業務を継続していく予定ですが,利用者各位の一層のご協力をお願い致します。
  (小平分館) 昨年9月3日(木)から9月11日(金)までの間,開架図書約10万5千冊の蔵書点検を実施しました。 開架室という場所柄,期間中は休館せざるを得ず,利用者の皆様には大変御迷惑をおかけしました。 開架図書は利用率が高いのでこれからも毎年点検を実施する予定です。 比較的利用の少ない夏休み期間中に行いますが,なにかと御不便をおかけすることと思います。 今後ともより一層の御協力をお願い致します。



図書購入資金のご寄付を受領

  昭和62年10月故岡常吉氏(昭10卒)のご遺族のご好意により,企業法・経済法関係図書の購入資金として500万円のご寄付を受けました。 同資金による購入図書は国立本館に収蔵されます。 なお,昭和35年にも同氏よりご寄付を受けており,経済法研究の資料として利用されています。



◆会議

〈学内〉

図書館委員会 昭和62年度第1回〜第5回 (62.5〜63.2)
昭和61年度専門図書費決算報告について
図書館が当面する諸問題について
別途予算による学術図書の選定について
昭和62年度専門図書費予算配分について
昭和62年度専門図書費追加予算配分について
その他
小平分館図書委員会 第1,2回 (62.7,10)
昭和61年度決算について
昭和63年度新規購入洋雑誌の選定
その他
社会科学系外国雑誌センター運営委員会 昭和62年度第1回〜第4回 (62.5〜63.2)
昭和63年度概算要求について
雑誌の選定について
新規購入雑誌の選定結果について
その他
社会科学古典資料センター運営委員会 第30回 (62.5)
昭和61年度決算報告
その他
社会科学古典資料センター人事委員会 昭和62年度第1回 (63.2)
人事について

〈学外〉

昭和62年度国立大学図書館協議会東京地区協議会総会
4月21日 於:電気通信大学
第23回大学図書館国際連絡委員会総会
4月27日 於:東京大学
第22回国公私立大学図書館協力委員会
4月28日 於:東京大学
昭和62年度国立大学附属図書館事務部課長会議
5月20日 於:東京医科歯科大学
「専門職員採用状況等調査研究班」委員会
6月9日 於:東京大学
東京西地区大学図書館相互協力連絡会
昭和62年度第1回加盟館会議 6月24日 於:中央大学
昭和62年度第2回加盟館会議 11月27日 於:創価大学
第34回国立大学図書館協議会総会
7月1,2日 於:ホテルホワイトタウン(草津)
昭和62年度三大学図書館協議会
11月6日 於:大阪市立大学文化交流センター
昭和62年度国立大学附属図書館事務部長会議
1月28,29日 於:千葉大学
「外国出版物購入価格問題調査研究班」委員会
第1回〜第5回 (62.8.22,9.22,11.9,12.21,63.1.19) 於:東京大学,一橋大学
第4回日米大学図書館会議実行委員会幹事会
(62.5.25,7.27,9.17,10.13,10.15,12.4,63.3.10) 於:東京大学


◆各種委員異動

図書館委員会
昭和62年4月1日付 岡本清(商学部教授),神武庸四郎(経済学部助教授),南博方(法学部教授),久保欣哉(法学部教授),田中克彦(社会学部教授),古賀英三郎(併古典資料センター教授)
創立百年記念募金図書購入委員会
昭和62年4月1日付 岡本清,神武庸四郎,南博方,久保欣哉,田中克彦,古賀英三郎
社会科学系外国雑誌センター運営委員会
昭和62年4月1日付 岡本清,神武庸四郎,南博方,久保欣哉,田中克彦,古賀英三郎,富沢賢治(経済研究所)
社会科学古典資料センター運営委員会
昭和62年4月1日付 古賀英三郎,浜林正夫(経済学部教授)
社会科学古典資料センター人事委員会
昭和62年2月1日付 中村忠(商学部長)
昭和62年4月1日付 山田欣吾(経済学部長),浜林正夫,阿部謹也(社会学部長),古賀英三郎


◆人事異動

(新) 昭和62年4月1日付 整理課長 森 茜 配置換 (東京学芸大学附属図書館整理課長)
閲覧課閲覧係 笹野 哲生 採用
5月1日付 整理課総務係 中園 悦朗 配置換 (経理課用度係)
整理課洋書係 大場 高志 配置換 (経済研究所資料係)
閲覧課閲覧係 本間 紀美子 配置換 (整理課洋書係)
6月1日付 社会科学古典資料センター 奥田 敬 採用
(旧) 昭和62年3月31日付 社会科学古典資料センター 的場 昭弘 辞職
4月1日付 整理課長 関 篤 配置換 (放送大学)
閲覧課閲覧係 松下 彰良 出向 (学術情報センター)
5月1日付 整理課総務係 田中 文子 配置換 (経理課出納係)
閲覧課閲覧係 小竹 三枝子 配置換 (経済研究所資料係)
昭和63年2月29日付 整理課洋書係 笹岡 茉莉 辞職
1月18日  小平 分館 及川 励一 死亡
(表彰) 11月23日付 雑誌第一係長 西島 治彦 永年勤続
閲覧課閲覧係 飯島 朋子 永年勤続
小平分館 田村 悦子 永年勤続
小平分館 本間 啓子 永年勤続




一橋大学附属図書館報 “鐘” No.19
1988年3月31日 発行
編集委員
森茜・飯島朋子・大橋渉・金沢幾子・砂川淑子・藤原孝子・松尾恵子
発 行 人
上島順二郎
発 行 所
一橋大学附属図書館