鐘 No.18 (1987.4)





図書館長に就任して

附属図書館長 森田 哲彌

  昨年の12月に,川井前図書館長のあとを引き継いで,図書館長に就任いたしました。 多くの他大学においても同様と思われますが,本学の図書館長は,これまで,大学を代表するような立派な方々が務めてこられましたので,就任を依頼されたときは自らを顧みて躊躇せざるをえなかったわけですが,諸般の事情を考慮して,お引き受けすることを決断した次第です。
  私と本学図書館とのつながりは,戦後間もない学生時代にまで遡ります。 といっても,あまり勤勉な学生でなかった学部学生時代については,肖像画にかこまれた重厚な雰囲気の,しかし物すごく寒かった閲覧室が印象に残っている程度にすぎません。 図書館との本格的なおつき合いが始まったのは,昭和20年代の末に大学院の学生になってからのことです。 主として1920年代のドイツの会計学説が研究対象であったため,当然,文献・資料は図書館に依存することになりました。 特に,製本された分厚い大版の雑誌を借り出して,いまのように複写機のない時代ですので,必要な論文を一生懸命にノートに写し翻訳したことが,強い思い出として残っています。 そのときから今日まで,私と本学図書館とのあつき合いは,すでに30年以上に及んでいることになります。
  しかし,大多数の人がそうであるように,私と図書館とのおつき合いは,専ら一利用者としでの立場においてであり,しかも私の場合,必ずしも熱心な利用者とはいえない者の立場においてであったわけですが,これからは,利用者の要望に応える側に立って,図書館の管理,運営の責任を負う立場におかれることになりました。 伝統ある本学図書館の歴史を顧み,その役割の重大さを思うとき,責任の重さとわが能力の乏しさを比べて,正直なところ大変気が重いというのが実感でありますが,私なりに微力を盡す積りでおります。 皆さんの御指導と御協力を切にお願いする次第です。
  本学図書館がかかえている各種の問題については,ここ2年ほのど間,全学的にとりあげられ検討されてきたことは周知の通りであります。 特に昨秋には,長期構想委員会から「図書館問題に関する答申」が出され,本学図書館の将来構想が提案されています。 これら諸問題のうち,緊急を要する経常的な業務にかかわる問題ー未整理図書や閲覧業務などにかかわる問題ーは,川井前図書館長が精力的に取組まれて,すでにかなりの程度の解決をみつつあります。 今後,図書館が重点的に取組んでいかなければならない最重要問題は,将来構想にかかわる問題であります。 これは,もちろん,「答申」の全学的な検討を踏まえて進められなければなりません。
  「答申」の全学的な検討を先取りすることは許されませんが,ここで,図書館の長期構想と密接な関係をもちつつも,早急な対応を迫られている2つの問題について触れておきたいと思います。 1つは,図書館の建物の問題であり,いま1つは,いわゆる電算化の問題であります。
  書庫の不足は,すでに大川前々図書館長の時代から指摘されてきた問題であります(「鐘」No.9. 1982.1)。 本館の場合,過去何回かの増築によって凌いできた書庫は,すでに満杯であるだけでなく,書庫それ自体が迷路の観を呈しており,利用者の不便のみならず,館員の出納業務にも支障をきたしております。 小平分館も同様な問題をかかえております。 建物の問題は,単に書庫のみにかかわるものではありません。 図書館機能の将来像とも密接に関係してくる問題であり,次にのべる電算化の問題とも当然かかわって参ります。 この問題は,現存建物の利用,資格面積など,いろいろな制約のもとでその解決をはかっていかなければならないわけですが,いずれにせよ,「答申」の全学的な検討を踏まえて,早急に対応していかなければならない緊急課題であります。
  電算化の問題は,高度情報化への適応との関連で避けて通ることのできない重要な問題であります。 現在は,出納業務の一部を中心に電算化がなされているにすぎず,多くの他大学の図書館に比べてかなり遅れがあることは杏定できません。 「答申」にも触れられているように,この問題はは,究極的には,本学全体の学術情報システムとの関連で,更には,学術情報センターを中心とする全国的な学術情報システムとの関連で検討していかなければならない大変難しい問題であります。 学内関係諸部門の協力を得て進めていきたいと考えております。
  乏しい職員数で日常業務に追われながら,これらの新しい問題に取組んでいくことは,図書館にとって大変きびしいことでありますが,伝統ある本学図書館を維持し,新しい時代の要求に適応させ発展させていくことは,図書館の運営に携わる者の責任であると考えます。 しかし,それは,全学的な協力なしに達成しうるものでないことは申すまでもありません。 館長に就任して4か月あまり,図書館がかかえている問題が少しずつわかってくるにつれて,ことの重大さ,問題の難しさを痛感している今日この頃であります。 皆さんの御指導とご協力を重ねてお願いする次第です。

(もりた てつや 商学部教授)



図書館雑感

蓼沼 謙一

  3月限りで本学を定年退官することとなった。 さまざまの思いが脳裏を去来するが,ここでは,図書館にまつわる思い出と希望を述べてみたい。 私がはじめで国立の地を踏んだのは昭和15年1月某日である。 旧制東京商大予科の受験の願書を提出するためであった。 石を積み上げただけの正門(いまみるような鉄の門はなかった)を入ると,時計台のある図書館が目に入った。 このときすでに,“いかにも大学らしい建物”,という印象をうけたが,それ以上のものではなかった。 はじめて訪れた国立(当時は谷保村国立)の印象が強すぎたことと,この大学に入れるかどうか分らない受験生という立場のせいだったかもしれない。 中央線の市ヶ谷駅から国立駅までずいぶん遠いと思い知らされたこと,国立駅から大学までの淋しい家並み,駅前広場から南にまっすぐにのびるだたっ広い,まだ舗装されていなかった道路も,記憶に残っているが,とりわけ印象的だったのは松籟である。 当時,国立駅の北側は人家が一軒もみあたらない一面の松林で,その日国立駅ホームに降りた私は,それまで文字でしか知らなかった松籟をはじめて聴いたのである。 その響きは,いまだに耳朶に残っている。
  兼松講堂,本館と三位一体の図書館のたたずまいの美しさを知らされたのは,その年の4月,兼松講堂で行われた入学式のときであった。 上級生が新入生に“正門から入ってきて右に兼松講堂,左に本館,正面に図書館を望むこの景色はすばらしい”と講堂前で話しているのが耳に入って,私は周囲を見回した。 そして“いかにもその通り”という感を深くしたのである。 この景観は,本学の“顔”といってよいであろう。 その後私は,国内の多くの大学だけでなく,欧米の大学もいくつか訪れる機会を得た。 しかし,国内はもとより,欧米でも,本学に匹敵するほどの“顔”をもった大学はごく稀である。 私は,本学の誇るべきこの景観が,いつまでもできるだけ損なわれることなく続いていくことを祈っている。 おそらく一橋人なら誰もが同じ思いであろうが,あえて一言しておきたい。

*    *    *

  図書館は単なる建物ではない。 外観よりも内部・内容が問題であることはいうまでもない。 自然科学系の学部・大学では,おそらく図書と並んで,最新鋭のしばしば大規模な実験設備・機材等が不可欠であろうが,“社会科学の総合大学”を標傍する本学では,大学の発展にとって,図書のもつ重要性は圧倒的である。 周知のように,本学図書館はすでに,国際的に有名なメンガー,ギールケ,フランクリンの三大文庫をもっており,このうち前の二つは戦前からの保有である。 本学図書館のこうした伝統は今後も維持されなければならないが,問題はいわば日常的に購入すべき新刊の図書,とくに洋書である。 社会科学の各分野で,本学出身の研究者とくに本学教官が学界をリードするような業績を積み重ねること,このことこそ本学の発展にとって何よりも必要であるが,そのためには,研究者・教官が古典もさることながら,最新の和洋文献をできるだけ多く,かつ,容易・迅速に入手・利用できる状態にあることが不可欠だからである。
  ここで指摘しておきたいことは,大挙の図書館が近刊書を購入することが,教官にとって現実にどれはど必要・重要であるかは,戦前と戦後とでは大きく異なるという点である。 戦前は大学の数はごく限られており,教官とくに有名大学の教授の社会的地位は,戦後に比べて遥かに高く,高価な洋書も含めて,必要な図書は,教官が個人で次々に買っていたようである。 私には次のような思い出がある。 昭和25年頃,故孫田秀春先生(大正13年にわが国最初の「労働法」の講義を本学で開かれ,また,ギールケ文庫の購入に最も功労のあった方)が,ロックアウトに関する論文を専門誌に書かれ,そのなかでワイマール・ドイツのロックアウトに関する文献を数多く挙げられていた。 ところが本学図書館にはそのほとんどがみあたらなかった。 孫田先生にお尋ねしたら,先生は”今では考えられないことだろうが,昔は必要な文献は,洋書も含めて全部私費で買っていたのだよ。 私ばかりではないがね”と言われた。 有名大学の先生は,自家または奥さんの実家が金持ちであるという社会通念(?)みたいなものが,戦後も戦前派のなかに根強く残っていたが,その背後には,戦前の先生方は一般に,必要な和洋書を全部私費で購入しえたという事情があったと思われる。 孫田先生に続いて戦後「労働法」の講座を再開された故吾妻光俊先生から,大学に残るようにと私が言われたとき,私の養母は,上記の社会通念(?)に立脚してこれに反対したのだった(養母も結局は折れてくれた)。 苦労も少くなかったが,一橋の教官となったこと,労働法の研究者となったことはしごく幸いであったと痛感している私にとって,忘れ難い思い出である。
  有名大学の教授でも,私費では必要な和洋書をごく一部しか買えないのが一般である現在では,大学図書館の近刊購入の重要性は明らかであるが,大学人以外の人にはなかなか理解してもらえないようである。 本学創立百年記念募金について大学側の要望がうけいれられ,目標10億円のうち8億が大学の図書購入にあてられることになったのは,誠に有難いことであった。 また,実際の募金活動について,募金会理事会(会長,故中山伊知郎先生)や募金常任委員会(委員長,茂木啓三郎氏),募金幹事会の各役員はじめ,如水会の多くの方々の絶大なご尽力を頂いたことも,感謝に堪えないところである。 ただ,8億を図書購入にあてることの意義について,広く如水会員の理解を得ることは,すぐには難しかった。 募金活動はちょうど私の学長在任中に行われたが,記念の建物の建造に何故あてないのか,メンガー,ギールケ文庫と同じような古書のコレクションばかり買うのか,など,さまざまな声が会員の間にはあったのである。 学内行政面での超多忙のなかで,私は事情の許す限り募金常任委員長の驥尾に付して,北は北海道から南は九州まで主な如水会支部をまわり,募金を図書購入にあてることの意義を力説し,如水会報にも二度寄稿して,ご協力をお願いした。 しかし私は,図書の重要性に気をとられすぎて,当時の経済界の不況に対する配慮が足りなかった。 募金会のある役員会の席上,たまたま,大学にとって図書購入資金は“多々ますます弁ず”であると話したところ,大先輩から,“いまの学長の発言は,この不況のなかで募金をすることの難しさを認識していないもので,誠に遺憾千万である”と一喝されてしまった。 私の苦い思い出の一つである。
  このたび私の定年退官を記念して,蓼風会(蓼沼ゼミOB会)が本学図書館の図書購入の一助にと会員から募金をし,主に労働法関孫の近刊洋書を,図書館職員数の不足の折柄,現物で図書館に寄付することを決定したことは,私にとって大きな喜びである。

*    *    *

  最後に,この館報に対する希望を述べたい。 それは,館報も本学における学際的研究の発展の媒体となってほしいということである。 “社会科学の総合大学”を標傍しながら,学内での学際的研究は,いまだに隆盛というにはほど遠い。 各分野の研究の深化に伴う専門化の進展は不可避であり,各学部・研究所の自主性も当然のことであるが,既存の学問分野別や学部・研究所の枠にとらわれない学際的研究が,“社会科学の総合”にとって重要であることは,何人も否定しえないであろう。 しかし,活力ある稔り多い学際的研究の場をもち続けることは,実際には決して容易ではない。 これまで他大学はもとより本学でも学際的研究が振わなかった決定的原因は,ここにあると思われる。 具体的にどのようにして上記のような場をつくり維持していくか,がまさに問題である。 そこで私は,一橋論叢,研究年報だげでな,,この館報も含めて,これらが上記のような場をつくり維持していく役割を適当に分担してもらえたら,と思うのである。 ほんの一案であるが,論叢の「研究ノート」欄に対して,教官が新刊和洋書の1冊または複数冊を読んだ感想なり,問題意識・問題関心を,論叢の「書評」欄よりもいわば気楽に書ける「読者サロン」ともいえる欄を館報に設けるのはどうであろうか。 上記の問題を関係諸機関で検討していただければ,幸甚である。

(たでぬま けんいち 法学部教授)



学内資料室紹介

室名・内線   所蔵資料内容     冊数・種類数    利用対象者・方法    目    録  
経済研究所資料室
内線:
803-807
経済学を主とする社会科学中心の蔵書構成。 社会科学理論書の収集だけでなく,90か国以上に及ぶ世界各国と資料の国際交換関係を維持するなどして,一般には入手不可能な各国政府刊行物や経済統計資料の収集にも力を入れている。 蔵書数:253,869冊
マイクロフィッシュ:79,024枚
継続雑誌種類数:1,472種
(昭和61年3月末現在)
原則として本学教職員,大学院生。 大学院生は「大学院生利用案内」を用意してあるので,それを参照の上利用すること。 学部学生は閲覧のみ可能。学外者は所属機関の図書館長の紹介状により閲覧のみ可能。 学外からの文献複写依頼は本学附属図書館を 窓口として可能。 カード目録:和洋著者・書名目録,
冊子目録: 1.資料室所蔵各国別公式報告書・統計書目録 2.資料室所蔵欧文雑誌目録 3.資料室所蔵和文雑誌目録 (1,2,3のいずれも未公刊であり,電算処理結果を出力した目録)
経済研究所附属日本経済統計文献センター
内線:844
江戸後期以降の日本経済に関する図書・資料(とりわけ統計資料)を体系的に収集・整備している。
稀覯資料としては 1.郡是・市町村是 2.府県勧業年報 3.旧植民地経済資料 4.日本・旧満州鉄鋼業資料(通称「水津資料」) などがある。
蔵書数:88,481冊
継続受入図書冊数:約1,700種
継続受入雑誌種類数:396種
(昭和61年3月末現在)
全国共同利用機関として, (1)国公立大学の教官または私立大学の教員, (2)研究調査機関の研究者, (3)国公立統計作成機関の職員が利用できる。
なお,現在,学部学生・大学院生についても当センターにのみ所蔵の図書・資料について当日閲覧の便宜をはかっている。
カード目録は著者・書名・分類目録,
冊子目録は 1.統計資料マイクロ・フィルム目録 2.日本・旧満州鉄鋼業資料解題目録 3.郡是・市町村是資料目録 4.明治期における府県総括統計書書誌 5.日本帝国領有期台湾関係資料目録 6.現行定期刊行物受入リスト (1〜5は公刊資料,6は電算出力リスト)。
産業経営研究所資料室
内線:854
内外の会社史・経営者史・有価証券報告書・米国大企業年次報告書・日本郵船株式会社の会計簿など。 和書:48,285冊
洋書:12,4998冊
和雑誌:402種
洋雑誌:141種
(昭和62年1月1日現在)
本学の教職員及び大学院生が中心,学部学生は閲覧のみ,学外者は事前に所長の許可が必要。 カード目録: 書名・著者名・分類目録,
冊子目録: 本邦会社史目録,本邦経営者史目録,有価証券報告書目録,米国大企業年次報告書目録,日本郵船株式会社会計帳簿目録,雑誌所蔵目録など
法学部
資料室
内線:449
当資料室は,本学における法学に関する研究・教育活動の礎の一つとなる役割を果たすため,この目的に必要最少限度の資料配置して,利用者の便宜をはかっている。
収集の範囲は主として法学に関係する資料であり,日本の判例集・法令集,法学関係雑誌,大学刊行物および法学関係事典,年鑑,若干の図書がある。 現在のところ,外国の文献はほとんど扱っていない。
所蔵雑誌数:674種
利用頻度の高いものは重複的収集をすることによって,その利用上の実質的障害を除くことが望まれるため,付属図書館所蔵の資料と重複するものが少なくない。 そのため,教官・院生の優先的利用を当面の方針となしている。 カード目録: 和文逐次刊行物目録・和文図書目録(分類別・著者別)
冊子目録: 和文逐次刊行物目録(1979),追録(1986),和文図書目録(1980)
語学研究室
内線:427
英米・米・独・仏・露・中・日・その他の辞典・事典(約1,480点),国内大学紀要(約445点),国外大学紀要(約53点),他に雑誌(Spiegel,出版ニュース),新聞(Zeit,Le Monde Weekly,図書新聞,週間読書人)。
ただし,雑誌・新聞は半年から1年しか保存していない。
全学の教職員・学生に公開。原則として持出しは禁止。
語研室内で閲覧。
年一回購入図書リストとカードを作成している。 所蔵図書は分類・書名・著者名のカードで検索できる。
商学研究室
内線:654
主に辞書,ハンドブック,統計類。 辞書・ハンドブック類:約200冊
統計類:約25種類
商学研究室利用の教官のみ利用できる。 特に期限は設けていないが,図書貸出用紙に書いてもらい貸出している。 特に作っていない
歴史共同
研究室
内線:350
目録・索引・年鑑・辞典類および史資料集などの共通利用のものを中心としている 約6千冊位 原則として歴史学の教官・院生・学生。
研究室での閲覧のみ
書名目録
著者名目録
地域経済
共同研究室
内線:666
アジア・中東関係の雑誌・図書・辞書,社会科学に必要な基本的文献等 図書:約50冊
雑誌:約10種類
教官・関係学生。
研究室のノートに記入。
著者・書名目録
雑誌は到着状況
経済地理学
共同研究室
内線:672
統計資料 (環境・産業に関するもの) 7種類 (工業統計表等) 当部門の教官及び教官のゼミの学生。 当共同研究室で閲覧する。 記帳をすれば貸出も可能 カード目録を作成
財政研究室
内線:675
主として財政学に関する雑誌・洋書,経済統計書など 和雑誌:24種
洋雑誌:9種
洋書:92冊
統計書:5種
その他:辞書,学会資料等
教官,院生,学生閲覧及び貸出。 (助手が在室中はいつでも利用できる。 貸出期間は原則として2〜3週間としている) 所蔵数が少ないので,ごく簡単な分類目録のみ作成している
社会心理学
研究室
内線:399
心理学・社会学関係の単行本・雑誌(和・洋共に) 単行本:約900冊 (和書が中心)
和雑誌:約20種
洋雑誌:約40種
利用者は所属教官とそのゼミ生(学部・大学院)が中心だが,学内の教職員,学生,院も対象としている。 所定の貸出ノート(雑誌の場合は貸出カード)に記入する。 貸出期間は2週間。 カード目録のみ。 分類目録と書名目録の2種類。
体育共同
研究室
内線:538
体育・スポーツ関係の基本的な辞書類・雑誌 図書:約1,150冊, 雑誌:42種 原則として学内者 和文逐次刊行物目録 --昭和56年1月現在--
数学共同
研究室
内線:723
純粋数学及び計算機関係図書 洋書:約50冊
和書:約200冊
洋雑誌(継続中):2種類
利用規定は特になし。 利用者は主として教官。 和洋著者名目録




新規購入外国雑誌

  昭和62年度から新規に購入する外国雑誌が下記の通り決まりましたのでお知らせします。 リスト中, Lib. has: Vol○○ 等と記入してある雑誌は,その部分のバックナンバーをすでに購入しましたので,新着分と合わせてご利用下さい。 なお,このリストには,スペースの都合上,社会科学系外国雑誌センターとして新規に購入する雑誌(452タイトル)は含まれていないのでご注意下さい。 外国雑誌センター新規購入雑誌リストは,センター窓口(国立本館正面玄関隣)に備えてありますのでご利用下さい。

(雑誌第一係)

【国立本館購入分】

  (このリストに掲載した雑誌のうち,15番の Journal of sources in educational history はマイクロフィッシュの形態で出版されるので,大閲覧室奥のマイクロ資料室に排架します。 その他の雑誌は製本前の新着分は図書館新館1階に,製本後のバックナンバーは書庫内に排架します。)

  1. ACM transactions on office information systems. (New York)
  2. Advances in applied mathematics. (New York)
  3. Demography. (Washington, D.C.)
    Lib. has: Vol.1(1964)-20(1983)
  4. Deutche Literaturzeitung : fur Kritik der internationalen Wissenschaft. (Berlin)
    Koten-Centre has: Jg.26(Nr.45), 27-29(Nr.1-3, 5-52), 30-36(Nr.1-13, 15-52) ; 1905-1915.
  5. Econometric reviews. (New York)
  6. European sociological review. (Oxford)
  7. La Gazette du Palais. (Paris)
    Lib. has: Annee 1881/82-1938.
  8. International journal of moral and social studies. (London)
  9. International migration review. (New York)
    Lib. has: Vol.1(1966/67)-18(1984)
  10. International studies in philosophy. (Chico,Ca.)
  11. Investors chronicle. (London)
  12. Journal of futures markets. (New York)
  13. The Journal of legal studies. (Chicago)
  14. Journal of pidgin and creeole languages. (Amsterdam)
  15. Journal of sources in educational history. (Abington) (マイクロフィッシュ)
  16. Journal of theological studies. (Oxford)
    Kodaira Lib. has: Ser.I; vol.1(1899)-50(1949), New Ser.; vol.1(1950)-32(1981)
  17. Konkurs-, Treuhand- und Schieds-gerichtswesen. (Koln)
    Lib. has: Jg.16/17(1955/56)-44(1983)
  18. Kredit und Kapital. (Berlin)
  19. Louisiana law review. (Baton Rouge)
  20. Minnesota Law review. (Minneapolis)
  21. The Monist;an international quarterly journal of general philosophical inquiry. (La Salle)
    Lib. has: Vol.1(1890)-64(1981)
  22. Nous : a quarterly journal of philosophy. (Bloomington)
  23. Proces : cahiers d'analyse politique et juridique. (Lyon)
  24. Revue egyptienne de droit international / Egyptian review of international law. (Cairo)
  25. Technik und Gesellschaft. (Frankfurt a.M.)
    Lib. has: Jahrbuch 1(1982)
  26. University of Pittsburgh law review. (Pittsburgh)
  27. Venture. (New York)
  28. Virginia journal of international law. (Charlittesville)
    Lib. has: Vol.1(1960)-23(1983)

【小平分館購入分】

  (10番の Весёлые картинки は雑誌コーナーに排架します。 その他の雑誌は,新着分,バックナンバー共,書庫内1階に排架します。)

  1. D.H.Lawrence review. (Fayetteville)
  2. Lournal for the study of Judaism in the Persian, Hellenistic and Roman period. (Leiden)
  3. Linguistic analysis. (Seattle)
    Kodaira Lib. has: Vol.15, no.1-4(1985)
  4. Notes and queries : for readers and writers, collectors and librarians. (Oxford)
  5. The Quarterly journal of mathematics. Oxford second series. (Oxford)
    Kunitachi Lib. has: Vol.1(1950)-31(1980)
  6. Revue de Qumran. (Paris)
  7. STAPS : revue des sciences et techniques des activites physiques et sportives. (Paris)
  8. Sociology of sport journal. (Champaign)
  9. Sprachkunst : Beitrage sur Literaturwissenschaft. (Wien)
  10. Весёлые картинки. (Москва)
  11. Zeitschrift fur germanistische Linguistik. (Berlin)




◆社会科学系外国雑誌センターだより

  これまで大学の図書館では,各々の大学で教育研究上必要な外国雑誌を収集してその利用に備えて来ました。 しかしながら予算的制約から必要な雑誌を単独の大学図書館で収集するには限界があります。 ときには,探している雑誌が本学はもとより,全国のどの大学にも存在しないという場合もあります。 このような場合,利用者は海外に文献の手配をするか,諦めるしかありませんでした。
  このような問題を解決する目的で文部省は全国に分野別の拠点図書館を指定し,海外の雑誌を購入するための予算を増額して大学図書館における外国雑誌収集に力を入れています。 一橋大学のばあいは社会科学系の外国雑誌センターとして指定されています。 学内の教官によって選定された雑誌を予約していますが,現在約800種が収集されています。 これらは前に述べた目的から,社会科学系の雑誌でこれまでほかの大学図書館で収集されていないものを収集しています。 また,新しく発行された雑誌も収集の対象となっています。 現在予約中の雑誌は1,113種あり,世界80ケ国以上に及んでいます。
  今後とも社会科学系外国雑誌のコレクションを充実するために収集を拡げていく予定です。 さしあたり昭和62年度は,東南アジア地域の雑誌を中心に452種が追加選定されました。
  雑誌センターで収集している雑誌の目録は,「人文・社会科学系外国雑誌センター受入雑誌目録」があり,これには神戸大学の雑誌センターで収集しているものも含まれています。 昭和62年度追加分のリストも雑誌センター窓口に備えてあります。
  外国の雑誌記事・論文に興味のある方は是非一度雑誌センターに足を運んで手にしてみて下さい。 思わぬ収穫があるかも知れません。
  雑誌センターで収集していない雑誌についても気軽に相談して下さい。

(雑誌第二係)


◆社会科学古典資料センターから

  昭和58年度より継続購入中のヘンリー・グラタンコレクション(アイルランドの政治家,Henry Grattan(1746-1820)の収集したパンフレット類等)は昭和61年度の文部省大型コレクション購入費の配分を受け,全冊の購入が完結した。 コレクションはパンフレット類421部(51冊に合本)とグラタン自身の演説集4冊,計55冊から成っている。

 



◆会議

〔学内〕

図書館委員会 昭和61年度第3,4回 (61.10,62.2)
外国雑誌の購入について
昭和61年度専門図書費予算配分について
その他
社会科学系外国雑誌センター運営委員会 昭和61年度第3回 (62.2)
1986年度外国雑誌の購入について
その他
社会科学古典資料センター運営委員会 第28回 (61.11)
一橋大学社会科学古典資料センター人事委員会規定の一部改正について
その他
社会科学古典資料センター人事委員会 昭和61年度第1,2回 (61.11,62.1)
一橋大学社会科学古典資料センター人事委員会の規定の改正について
人事について
その他

〔学外〕

第20回国公私立大学図書館協力委員会
10月21日 於:神戸市外国語大学 三木記念会館
東京西地区大学図書館相互協力連絡会
昭和61年度第2回加盟館会議 12月4日 於:東京学芸大学
「専門職員採用状況等調査研究班」委員会
第2回 12月9日 於:東京大学総合図書館
昭和61年度国立大学附属図書館事務部長会議
1月29,30日 於:山口大学大学会館
第21回国公私立大学図書館協力委員会
2月6日 於:東京大学附属図書館
外国雑誌センター館会議
2月26日 於:東京工業大学附属図書館


◆各種委員異動

図書館委員会
昭和61年12月1日付 森田哲彌(附属図書館長),岡本清(商学部)
創立百年記念募金図書購入委員会
昭和61年12月1日付 森田哲彌,岡本清
社会科学系外国雑誌センター運営委員会
昭和61年12月1日付 森田哲彌,岡本清
社会科学古典資料センター運営委員会
昭和61年12月1日付 森田哲彌
社会科学古典資料センター人事委員会
昭和61年11月12日付 田中正司(社会科学古典資料センター)
昭和61年12月1日付 森田哲彌
昭和62年2月1日付 中村忠(商学部長)


◆人事異動

(新) 昭和61年12月1日付 附属図書館長 森田 哲彌 併任 (商学部教授)
事務部長 上島 順二郎 配置換 (山口大学附属図書館事務部長)
(旧) 附属図書館長 川井 健 解任 (法学部教授)
事務部長 井上 克巳 辞職
(表彰) 昭和61年11月23日付 整理課洋書係 金沢 幾子 永年勤続




一橋大学附属図書館報 “鐘” No.18
1987年3月31日 発行
編集委員
関篤・及川励一・飯島朋子・大橋渉・金沢幾子・砂川淑子・藤原孝子・松尾恵子
発 行 人
上島順二郎
発 行 所
一橋大学附属図書館